第1日目(5/13 THU) スロベニア・ブレット湖へ
今回の旅行もまた、かみさんと娘と3人で、阪急交通社(trapics)のツアーに参加した旅です。
今回は、成田空港に7:35集合のため、家を5時に出て、京王線の始発に乗り、5:55新宿発のNEX1号で成田空港へ。第1旅客ターミナル・南団体カウンターに行き、同行する添乗員さん(森島さん)から航空券を受け取り、ルフトハンザ・ドイツ航空のカウンターでチェックイン。今回のツアー参加者は、38名と大勢だ。軽く朝食を摂り、出国審査をして搭乗口へ。
往きはフランクフルトとミュンヘンで2回乗り継ぎ、オーストリアのクラーゲンフルトに入るルートだ。まずは、ルフトハンザ・ドイツ航空LH−711便(7:35発)でフランクフルトへ、ここでLH−976便(16:15発)に乗り継ぎミュンヘンへ。そして今度はエア・ドロミティLH−3566便(19:15発)でクラーゲンフルトへ。
ミュンヘンからクラーゲンフルトまでは、エア・ドロミティのATR−72という、約70人乗りの双発ターボプロップ機だ。クラーゲンフルトに着いたのは、現地時間午後9時で、何と成田を出てから18時間も掛かっている。そして、ここからバスで国境を越え、およそ1時間かけ、スロベニアのブレット湖畔にあるホテルに着いたのは22時30分。チェックインしシャワーを浴びて寝たのは12時を過ぎていた。
第2日目(5/14 FRI) ブレット湖〜ポストイナ鍾乳洞〜オパティア
今日はまず、「アルプスの瞳」と称されるブレット湖の観光だ。昨日からの雨は上ったが曇りだ。8:00にホテルを出発。すぐ近くの湖畔のボート乗場へ。湖には、スロベニア唯一の小島であるブレッド島があり、聖マリア教会(聖母被昇天教会)が建っている。
ブレット湖 ブレット島 |
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「アルプスの瞳」と称される、東西約2.1km、南北約1.4kmで、深さ30mの鏡のように澄みきったロマンチックな湖。かつてはハプスブルグ家のリゾートとして整備され、現在は国立公園に指定されている。 |
ブ レ ッ ト 湖 |
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ブレッド島へ渡るには、自然保護のため、エンジン付のボートは禁止されていて、プレトナと呼ばれる手漕ぎボートを利用するのである。 |
船着場から、99段の石段を上ったところには、17世紀に建てられたバロック教会である聖マリア教会(聖母被昇天教会)が建っている。この教会はスロベニア人憧れの結婚式の場所とのこと。
聖マリア教会(聖母被昇天教会) |
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聖母マリア教会は17世紀に建てられたバロック教会である。「鳴らすと願いが叶う」という伝説がある鐘楼は、1534年に建てられた。 |
聖マリア教会(聖母被昇天教会) |
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伝統的な結婚式では新郎は新婦を担いで99段を昇ることになっている。その間、新婦はずっと沈黙しなければならない。 |
教会内の主祭壇は1747年に遡り、金箔を貼られた木製彫刻聖母マリア像が鎮座している。 |
ブレット島を見た後は、ブレッド湖の湖畔、水面から130mの崖の上に聳える、スロベニア最古の城であるブレット城へ。ブレッド城は11世紀にプリクソンの司教が建てた城である。城内は、ロマネスク様式の壁とゴシック様式の棟で囲まれた1階部分と邸宅や礼拝堂が建ち、現在では博物館やレストランになっている2階部分とに分かれている。
入口の門をくぐり石段を少し上ると、1階部分のテラスに出る。ここからはブレット湖とそこに浮かぶブレット島が一望できるが、もう1階上がった2階部分のテラスからの眺望はなんとも素晴らしい。
ブレット城 |
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ブレッド湖の湖畔、水面から130mの崖の上に聳える、スロベニア最古の城。 |
1階部分のテラス。ブレット湖が一望できる。 |
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2階部分の広場、突き当りが礼拝堂になっている。 |
2階部分の展望所より眺められるブレッド島。 |
礼拝堂、博物館、印刷所そして、ワインセラーなどを観て回り、城内にある古城レストランで昼食をとる。
ブレット城内のワインセラー |
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ワインセラーの入口 |
司教のような格好をした店の主人。 |
それぞれの星座のボトルに入ったワインが売られていた。 |
午後はポストイナ鍾乳洞へ。ブレット湖からバスは高速道路(A1号線)を走り、2時間弱で到着。駐車場からホテルやみやげ物屋さんが並んでいるアプローチを通り抜けると鍾乳洞の入口がある。
ポストイナ鍾乳洞 |
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10万年ほど前から少しずつピヴカ川の水を吸収し、石灰岩が削られてできた、全長21kmの大鍾乳洞。 |
鍾乳洞への入口(右)と鍾乳洞からの出口(左) |
ポストイナ鍾乳洞は、規模はヨーロッパ一、美しさは世界一とも言われる、全長21kmの大鍾乳洞で、入口から徒歩ツアーの出発地点までは、トロッコ列車で行くのである。天井や壁すれすれを走るので、スリル満点である。スケールの大きさにビックリだ!
ポストイナ鍾乳洞 |
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地底トロッコは、入口から徒歩ツアーの出発地点まで2kmの人工トンネルを10分間走り抜ける。 |
徒歩ツアーの出発地点からは、スロヴェニア語、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語にわかれ、それぞれのガイドさんについて、1、7kmの見学コースを約1時間かけて歩いて回るのだ。日本語のガイドさんはいないので、英語のグループに入ってついていく。
まずは、ヴェリカ・ゴラ(大きな山)を登って行く(高さは50m位)。左右に色々な形をした鍾乳石(石筍)を見ながら進み、第一次世界大戦時にロシア兵捕虜たちによって架けられたというロシア橋を渡る。このあたりは、レーペ・ヤーメ(美しい洞窟)と呼ばれている。
ポストイナ鍾乳洞 |
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大きな鍾乳石の柱だ。 |
鍾乳石が1mm成長するのに、10〜30年かかるといわれる。 |
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第一次世界大戦時にロシア兵捕虜たちによって架けられたロシア橋。 |
スパゲッティのような細い管状の純白な鍾乳石がぶら下がるスパゲッティ・ホール。 |
天井からスパゲッティが垂れ下がっているようなスパゲッティ・ホール、ソフトクリームのような形をして白く輝いていて、ブリリアントと名づけられた、この鍾乳洞のシンボルともなっている美しい鍾乳石、そして、鍾乳洞に生息する、珍しい肌色の「類人魚」といわれる両生類を水槽で見学。ゴールは、高さ40m、広さ300uのコンサート・ホールと呼ばれる大広間だ。ここから再びトロッコ列車に乗り入口のところまで戻る。それにしても凄い鍾乳洞だ。感動!
ポストイナ鍾乳洞 |
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白く滑らかな表面が暗闇でキラキラと輝く姿から、「ポストイナ鍾乳洞のダイヤモンド」と呼ばれる、ポストイナ鍾乳洞のシンボルともいえる、ブリリアント鍾乳石。 |
ポストイナ鍾乳洞 |
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この洞窟には「類人魚」という白い四足のへびのような生き物が住んでいるという。見学コースの暗い水槽の中に数匹いた。
(この写真はパネルを撮影したもの) |
トロッコの発着所にあるコンサート・ホールと呼ばれる大広間。高さ40m、広さ300uで、1万人を収容できるという。180年前から、議会やダンス・ショー、コンサートの会場として使われている。 |
ポストイナ鍾乳洞を見学後、今夜の宿泊地のオパティアへ向う。途中でスロベニアとクロアチアの国境を通過する。クロアチアはEUに加盟していなく、通貨はユーロではなくクーネ(1kn≒20円)なのである。国境を越えたところに銀行があり、そこで両替をする。
スロベニアとクロアチアの国境 |
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両替所の前(クロアチア側)より |
オパティアのホテルには18時頃に到着。チェックイン後、まだ時間が早いので、街へ行ってみることにする。ちょっと歩くともう目の前にアドリア海が広がる。海岸沿いには遊歩道が整備され、暫くブラブラと散策する。
オパティア |
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「クロアチアのリヴィエラ」などと賞される、優雅な高級リゾート。海沿いのストリートには数多くの瀟洒なホテルが立ち並ぶ。 |
入江に沿ってよく整備された遊歩道が敷かれ、海岸沿いに松、椰子、イチジク、ブーゲンビリアなどが植えられている。 |
ホテルに戻り、レストランで夕食。
<3日目につづく>
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