ビクトリア・フォールズ、喜望峰を巡るスペシャル
南部アフリカ3ヵ国周遊 7日間の旅

                                                            2016.3.29〜4.4


  
 ・1日目 香港へ(乗継)
   ・2日目 ヨハネスブルグ(乗継)〜ケープタウン観光
   ・3日目 テーブル・マウンテン〜喜望峰観光(南アフリカ)
   ・4日目 ビクトリアの滝観光(ジンバブエ)
   ・5日目 チョベ国立公園サファリ・ドライブ(ボツワナ)
   ・6日目ビクトリアの滝(ヘリツアー)〜ヨハネスブルグ(乗継)
   ・7日目 ヨハネスブルグ〜香港(乗継)〜帰国

 今回の旅行も、かみさんはアフリカは興味ないとのことで、私ひとりで、、阪急交通社(trapics)のツアーに参加した旅です。世界三大瀑布、3つ目のビクトリア滝が目的の一つで楽しみです。

1日目(3/29 TUE)
   香港へ

 今回は、成田空港に14:55集合のため、ゆっくりと家を出て、日暮里より京成の成田エクスプレスで成田空港へ。第2旅客ターミナル・北団体カウンターに行き、同行する添乗員さん(松本さん)のところで受付をし、キャセイ・パシフィック航空のカウンターで荷物を預ける。
 今回は再集合なしというので、セキュリティー・チェックを受け、出国審査をして搭乗口へ。今回のツアー参加者は、31名とちょっと多い人数だ。そのうち11名は福岡空港からで、香港の空港で合流する。そして、何と28名が一人参加という。

 まずは、キャセイ・パシフィック航空 CA521便(定刻16:55発 B747−400)で香港への約4時間半のフライト。ここで3時間ほど待ち、南アフリカ航空 SA287便(定刻:23:55発 A320−300e)に乗り継ぎ南アフリカ、ヨハネスブルグへ向かう。


日目(3/30 WED)   ヨハネスブルグ(乗継)〜ケープタウン観光


 香港国際空港よりおよそ13時間のフライトで南アフリカ、ヨハネスブルグ・O.R.タンボ国際空港に到着(定刻7:05着)。ここで入国審査を行い、更に国内線 SA323便(定刻10:05発 A340−600)に乗り継ぎ、約2時間のフライトでケープタウン国際空港に到着だ(定刻12:15着)。なんと、成田より26時間余りを要している。

南アフリカ上空 ケープタウン国際空港
 南アフリカ共和国は、アフリカ大陸最南端に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国である。
 1991年のアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃と反アパルトヘイト運動を主導したネルソン・マンデラを大統領とする民主政権の発足により、南アフリカは、対話による人種対立解決と融和の象徴の国とされている。
 面積は122万ku(日本の約3.2倍)、人口は5,400万人(2014年)で首都はプレトリアである。
 アフリカ大陸の最南端、インド洋と大西洋を結ぶ要衝の地に位置する。太陽の国と言われるほど年間を通じて晴天の日が多く、全体的に気候は温暖。また、2000m級の山脈、砂漠と森林、高原と平野など多様な地形と気候を反映して、動植物の宝庫でもある。
 アフリカ最大の経済大国で、サハラ以南アフリカ地域諸国のGDPの約4割を占める。


 アフリカ大陸南端に位置する西ケープ州のテーブル湾に面したケープタウンは、1652年に、オランダ人ヤン・ファン・リーベックがオランダ東インド会社の補給基地を建設したのが始まりである。ヨハネスブルグに次ぐ大都市で、共和国会議が開かれる立法府の首都でもある。雄大なテーブル・マウンテン喜望峰といった観光名所を有し、近郊にはステレンボッシュやパールなど、南アフリカを代表するワインの産地が点在する。

 空港には、現地ガイドの福島さんとバスが迎えに来てくれており、まずはケープタウンの中心部にあるウォーター・フロントへ。

ケープタウン市街
シビックセンター 壁面にマンデラ氏の肖像が描かれている。
 市内中心部のアダレー通り。この周辺には、オフィスビル、ショッピングセンター、スーパー、商店などが並ぶ。  CTICC(ケープタウン国際コンベンション・センター) 南アフリカ随一のコンベンション施設。国際展示場、ホテル、レストランなどがそろい、なかでもダーバン・エキシビション・センターは、床面積6,000平方メートルおよび3,600平方メートルの二つの巨大ホールと、20,000平方メートルの屋外エリアをもつ世界最大級の国際展示場。


 ウォーター・フロントは、ケープタウンの中心部にある旧港を再開発して建てられた、エンターテインメント・スポット。400を超えるショップやレストラン、映画館、水族館、ホテルなどが集まっている。
 テーブル・マウンテンを眺めながら食事や散歩も楽しめるという絶好のロケーションで、サンセット・クルーズやロベン島(マンデラ元大統領が収監されていたところとして知られている)へのフェリーなどが出航している。

ケープタウン  ウォーター・フロント


 ここで昼食を摂り、いよいよ観光のスタートだ。ここウォーター・フロントからケープタウンのシンボルでもあるテーブル・マウンテンは見えるのだが、テーブルの名のつく頂上付近が雲で隠れ、残念ながら全容は見えない。そして、予定では、テーブル・マウンテン観光であったが、頂上へのロープウェイが風が強いため運休(よくあることだそうだ)とのことで、明日の運転に期待し、明日予定していたワイナリーに行くことに。

 市の中心から南へおよそ30分ほどで、ワイナリー「グルート・コンスタンシア」に到着。ここは、南アフリカ最古のワイン産業発祥の地で、300年以上もワインを造り続けているとのこと。
 ここで、ワインのテイスティングをさせてもらう。白ワイン2種類と赤ワイン3種類、それぞれ説明を聞きながらテイスティング、香り、味とも違いがよく分かる。最後にデザート・ワインを試飲、その名のとおり甘くて美味しいワインだ。

ケープタウン  ワイナリー「グルート・コンスタンシア」
 ここは南アフリカ最古のワイン産業発祥の地で、350年前にオランダの初代総督がブドウの苗木を植えたことから始まり、2代目総督が10万本のブドウの苗木を植えたことから南アフリカのワインづくりはスタートしたとのこと。


 ワイナリー見学後、市内に戻り、ケープタウンの美しい夜景が一望できるというシグナル・ヒルという丘に行く。残念ながらガスがかかってしまい頂上からは夜景が見られなかったが、途中の場所からその美しい夜景を見ることができた。

ケープタウン  シグナル・ヒル
 テーブルマウンテンの西側に二つの丘があり、ライオンが伏せているように見えることから、ライオンズ・ヘッド(頭)とライオンズ・ランプ(尻)と呼ばれている。
 ランプほうは平日の正午に合法を発する大砲があるため、一般にシグナル・ヒルと呼ばれている。


シグナル・ヒルから戻り、ケープタウン市内の西側、大西洋に面したシーポイントのレストランで夕食を摂り、その近くにあるホテルへ。、


日目(3/31 THU)   テーブル・マウンテン〜喜望峰観光

 昨夜は雨が降ったようだが、今朝は上がり薄曇りの天気だ。7:50、テーブル・マウンテンのロープウェイが動いていることを期待しホテルを出発。少し走ると、テーブル・マウンテンの頂上が見え、ロープウェイが動いているのが確認できた。そのままロープウェイ乗り場に直行する。すでに行列ができていて、40分ほど待たされ乗ることができた。ロープウェイは5分ほどで標高1086mの頂上に着くが、その間に客室が回転し、360度のパノラマが楽しめる。

ケープタウン  テーブル・マウンテン
 テーブルマウンテンは、ケープタウンの南部に位置し、西側には大西洋を望む、標高1086mの砂岩と御影石の混じった岩盤からなる、ケープタウンの象徴的な山である。
 頂上がテーブルのように平らなことから、この名がつけられた。南部はバック・テーブルと呼ばれる低山が岬まで続いている。「新世界七不思議」の一つとなっている。
 人々はテーブルマウンテンにかかる霧や雲(テーブルクロスと呼ばれる)の具合で、天気や強風の状態を予測するため、山はテーブル・ドクターとも呼ばれる。

テーブル・マウンテン ロープウェイ
 標高300m地点のターフェルバーグ・ロードのコル地区から頂上(1086m)までおよそ5分で運んでくれる。頂上に行くまでの間に360度回転するため十分な眺望が得られる。
 最初のロープウェイは1926年に着工、1929年に運行開始した。1997年に改修し定員65名になった。 


 頂上は、その名の如く平たく広がっており、遊歩道が整備され、所々に展望台が設けられている。北側の展望台からはケープタウンの市街が一望できるのだが、薄く雲がかかりちょっと残念!南側の方は雲もなく良く晴れて、大西洋岸の素晴らしい景色が眺められた。

テーブル・マウンテン
ケープタウン市街を望む。  「マウンテン・カフェ」近くの展望台にある「新世界七不思議」の標識。


 テーブル・マウンテンの観光を終え、次なるは、ケープ半島を南下し、喜望峰へと向かう。バスは、途中、ハウト湾の景色を眺め、急峻な崖を切り開いて作られたチャップマンズ・ピーク・ドライブ(有料のドライブウェイ)からの絶景を眺めながら走り、ペンギンの生息するボルダーズ・ビーチに到着。

ケープ半島  ハウト湾
 ハウトとはオランダ語で木を意味する。17世紀に植民地を広げるための資材として、森林であったこの地から木を切り出し、積み出しが行われたことからこう呼ばれるようになった。


 ボルダーズ・ビーチは、サイモンズ・タウンの近くにある小さなビーチで、南アフリカだけに生息するケープ・ペンギン(英名アフリカ・ペンギン、別名ジャッカス・ペンギン)を間近に見ることができるところだ。ケープ・ペンギンは体長約60pほどのかわいいペンギンだ。

ボルダーズ・ビーチ
 浜辺への入り口までの小道には、いくつもの露店の土産物屋が並んでいる。  かわいいペンギンの絵がある標識。 ペンギンが生息する浜辺への入り口。

ボルダーズ・ビーチ
赤ちゃんのペンギンは茶色の毛でおおわれている。

 かわいいペンギンを見た後、サイモンズ・タウンのシーフード・レストランで昼食。メインはロブスター、一尾丸ごとで美味しかった!

サイモンズ・タウンのレストランにて

 昼食後は、ケープ半島の先端、ケープ・ポイント&喜望峰へ。サイモンズ・タウンからおよそ1時間半のドライブでケープ・ポイントの駐車場に到着。ここからケーブルカーで頂上へ。
 ケープ・ポイントは、喜望峰とともにケープ半島の南端東側にある岬で、喜望峰よりわずかに南に位置する、アフリカ大陸の最南西端である。ちなみに最南端はここより南東150km離れたアグラス岬である。
 頂上には古い灯台が建つ展望台(新しい灯台は岬先端に立っている)があり、喜望峰とその先に広がる大西洋が一望できる。素晴らしい景色だ。

ケープ・ポイント
 展望台へのケーブルカー乗り場。  展望台へはこのケーブルカーで。
灯台が建つ展望台 展望台より喜望峰を望む

ケープ・ポイント
展望台より喜望峰と大西洋を望む。

 駐車場までまたケーブルカーで戻り、ここから喜望峰の岬まで、およそ1時間のハイキングだ。途中、大西洋そして眼下にディーアス・ビーチを眺めながら、よく整備された遊歩道を歩き、最後に30mのきつい上りを登りきると岬の頂上だ。

ケープ・ポイント〜喜望峰
 ケープ・ポイント駐車場より喜望峰へのハイキングコースの入口。  喜望峰へのハイキングコースとなっている遊歩道。
 遊歩道からケープ・ポイントの岬の先端を見る。  遊歩道から喜望峰頂上をみる。最後の30mのきつい上りが待っている。

喜 望 峰
 岬付近は強風が吹き荒れることから、最初の発見者ディアスは「嵐の岬」と命名した。その後、ポルトガル国王ジョアン2世が、ヴァスコ・ダ・ガマの東方航路(インド航路)発見を記念し、ポルトガルに希望をと願いを込めて「喜望峰(Cape of Good Hope)」と名付けた。
 喜望峰沖は、東のインド洋と西の大西洋が出会う場所と思われがちだが、実際には、ここより南東150km離れたアグラス岬沖なのである。

喜 望 峰
喜望峰頂上からケープ・ポイントを望む。 喜望峰頂上にて

 岬の頂上からの眺望を楽しんで、岬下の駐車場まで80mの急な階段を下る。駐車場には、喜望峰をバックに標識が建っていて、そこには、アフリカ大陸の(最南端ではなく)最南西端と書かれている。

喜 望 峰
 頂上下の駐車場に建つ喜望峰の標識。アフリカ大陸の最南西端と書かれている。 頂上下の駐車場から見た大西洋。

 ケープ・ポイントと喜望峰の絶景を堪能して、ケープタウンへの帰路に着く。ケープタウンでは、ウォーター・フロントのヴィクトリア・ワーフ・ショッピング・センターへ。ここは、レストランが40店、スーパーマーケットや各種専門店が400店近く軒を連ねた大型商業施設だ。ここで1時間ほどショッピングをした後、ここのレストランで夕食を摂り、ホテルへ戻る。

ウォーター・フロント
ウオーター・フロントから望むテーブルマウンテン
 ヴィクトリア・ワーフ・ショッピング・センターの入り口。 ウオーター・フロントの夜景



                                               <4日目につづく>

                               
 
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