2014.6.18〜27
・1日目 イスタンブールへ ・2日目 イスタンブール市内観光〜アンカラへ ・3日目 ボアズカレ遺跡観光〜カッパドキアへ ・4日目 終日カッパドキア観光 ・5日目 カッパドキア観光〜コンヤ市内観光 ・6日目 コンヤ〜パムッカレ観光 ・7日目 エフェソス観光〜アイワルクへ ・8日目 トロイ観光〜ダータネル海峡クルーズ〜イスタンブール ・9日目、10日目 ボスフォラス海峡クルーズ・イスタンブール観光〜帰国 |
今回の旅行は、かみさんと2人で、阪急交通社(trapics)のツアーに参加した旅です。トルコは、アジアとヨーロッパの2つの大陸にまたがる共和国で、北は黒海、西はエーゲ海、南は地中海にと三方を海に囲まれ、日本のほぼ2倍の広さを有する国である。
天気は晴れ、8:15にホテルを出発、新市街から金角湾をまたぐガラタ橋を渡って旧市街に入り、まずはスルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)へ。
スルタンアフメット・ジャーミーは、オスマン帝国の第14代スルタン・アフメット1世によって1609年から1616年の7年の歳月をかけて建造された。設計はメフメト・アー。世界で唯一優美な6本のミナレット(尖塔)と直径27.5mの大ドームをもち、内部は数万枚のイズニック製の青い装飾タイルやステンドグラスで彩られ、白地に青の色調の美しさからブルーモスクとも呼ばれ、世界で最も美しいモスクと評される。 絨毯が敷かれているモスクの中に入るには、靴を脱ぎ、女性は頭にスカーフを巻いてはいらなければならない。中に入り上を見上げると、ドームには美しい装飾が施され、260もの小窓があり、ステンドグラスに差し込む光がドーム内を淡く照らしていて、独特の雰囲気を作り出している。 そして、内壁を飾る2万枚以上のイズニックタイルは、青を主体とし、様々な文様を組み合わせた非常に美しいものである。
ブルーモスクを見学した後は、その向かい側にあるアヤソフィアへ。アヤソフィアは、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)時代に東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世の命によって、正統派キリスト教の大聖堂として建設されたもので、帝国第一の格式を誇り、巨大さで知られる特徴的なドームを持つビザンティン建築の最高傑作と評価される教会である。 1520年にセビリア大聖堂が完成するまでは世界最大の大聖堂の地位を1000年近く保っていた。現在の建物は532年から537年にかけて建設されたもので、この地に建てられた3代目の建物にあたる。
コンスタンティノープル総主教座の所在地であったが、1204年から1261年まではラテン帝国支配下においてローマ・カトリックの教徒大聖堂とされていた。1453年から1931年まではモスクとして使われ、その後は世俗化され、1935年2月1日から博物館として使われている。 アヤソフィア博物館の内装は、ほぼモスク時代のものを踏襲し、2階までの壁面は多色大理石と金地モザイクで、その上部は漆喰で飾られている。 入口の左奥にあるらせん通路を上がるとテラスに出る。この2階回廊のギャラリーにはいくつかの見事なモザイク画を見ることができる。
アヤソフィアを見学した後は、近くにあるトプカプ宮殿へ。トプカプ宮殿は、15世紀中頃から19世紀中頃までオスマン帝国の君主が居住した宮殿。マルマラ海を眼前に、ボスフォラス海峡をも望む小高い丘に建てられていて、かつてここに大砲が設置されていたことから、トプ(大砲)カプ(門)サライ(宮殿)と呼ばれるようになったとか。 入口はアヤソフィアの裏側に建つ皇帝の門。この門をくぐったところが第1庭園となっていて、アヤ・イリニ教会などがあり、ここにはオスマン帝国時代も現代も一般の人々が自由に出入りできる。チケット売り場は第1庭園を進んだ右側にある。
トプカプ宮殿博物館の入場口となっている送迎門(儀礼の門)をくぐると第2庭園だ。ここは公式行事に使われた広場で、これを外廷の施設が取り巻いている。御前会議の開かれた「ドームの間」や武器庫はその一角に位置している。そして、入口を背にして左奥に女性たちの住むハレム、右側に陶磁器コレクションで有名なかつての厨房が並んでいる。
ハレムは宮殿の見どころのひとつで、別の博物館として扱われているのだが、残念ながら今回のツアーでは組み入れられていなく、見学せずに、「ドームの間」や武器庫などを観て「幸福の門」をくぐり第3庭園に入る。
門正面には、スルタンの外国公使などとの会見に使われた「謁見に間」があり、庭園の南側には、財宝や衣装などを集めた宝物館がある。4つの部屋にテーマごとに展示品を190点に絞って展示してある。 中でも有名なのは第4に部屋にある、世界有数の大きさと云われる「スプーン屋のダイヤモンド」、86カラットの大きなダイヤを49個のダイヤで取り囲んだ宝石。漁師がダイヤの原石を拾い、市場で3本のスプーンと交換したためこの名がついたと云われる。そして、柄に大きなエメラルドが3つ埋め込まれた黄金造りの短剣、トプカプの短剣。 その他、重さ3.2kgという世界最大のエメラルド、8万枚の金貨を溶かして作った重さ250kgの玉座なども見られる。(撮影禁止なので写真無し)
宝物館の脇から第3庭園を抜けた第4庭園には、キョシュキュ(あずまや)やレストランなどがあり、ここのテラスからはマルマラ海と金角湾、アジア側の新市街を望む事ができる。 トプカプ宮殿の見学を終え、レストランで昼食を摂った後は、バスにてアンカラへ向かう。
旧市街から新市街へと入り、ボスフォラス海峡をまたぐボスフォラス大橋を渡り、ヨーロッパよりアジアへ渡る。高速4号線(O.4)を東に向け走り、途中2回ほどトイレ休憩をし、19時前にトルコの首都アンカラのエセンボア空港近くのホテル到着。夕食はホテルのレストランでビュッフェだ。 <3日目につづく> 旅日記 TOPへ |