北海道の滝巡りで旭川に来たので、今人気の旭山動物園を訪れた。
旭山動物園は、日本最北の動物園で、開園は1967年7月1日である。当初40万人ほどだった年間入園者数は、旭川市の人口増とともに右肩上がりに増加したが、1983年の約59万7千人をピークに減少に転じた。1996年には約26万人まで入園者数は落ち込んだ。
これを打開すべく、1997年より行動展示を実現する施設づくりに着手した。同年には巨大な鳥籠の中を鳥が飛び回る「ととりの村」が完成。翌年以降「もうじゅう館」「さる山」「ぺんぎん館」「オランウータン舎」「ほっきょくぐま館」「くもざる・かぴばら館」と毎年のように新施設をオープンさせ、そのたびに入園者を増やしている。
2004年6月の「あざらし館」公開以降、同年8月には32万1500人と、上野動物園を抜いて日本一の月間入園者数を記録した。2008年度の入園者数は276万9210人で、過去最高だった2007年度(307万2353人)を約1割下回ったが、289万8191人の来園者があった上野動物園に次いで国内2位、世界レベルでも上位の入場者数を誇っている。
寒冷地域に生息する動物の飼育繁殖に実績があり、旭山動物園が国内で初めて飼育下での自然繁殖に成功した動物にホッキョクグマ、アムールヒョウ、コノハズクなどがある。
旭山動物園 正門 |
動物園内 中心部 |
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と と り の 村 |
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「ととりの村」は、施設全体を網で囲み、水鳥たちが自由に飛びまわることができ、水鳥本来の姿を観察できる。 |
ぺ ん ぎ ん 館 |
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「ぺんぎん館」では4種類のペンギン、キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンが飼育されている。
360度見渡せる水中トンネルからは、ペンギンの飛んでいるように泳ぐ姿を観察することができる。屋内放飼場は、冷暖房を完備しており、夏は約15度、冬は約5度に設定し、外と中を自由に行き来できるようになっている。
園内散歩は、冬の間だけで、今の時期には見られない・・・ 残念! |
も う じ ゅ う 館 |
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もうじゅう館は、アムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、アムールヒョウ、クロヒョウ(ヒョウの黒変個体)、ヒグマを飼育している。
動物と同じ高さからの観察、動物を上から観察をすることができるなど、さまざまな角度から動物を観察できるような施設になっている。
左は、オスのライオン「ライラ」、お昼寝中・・・ 右は、オスの「パック」クロヒョウ。 |
ほ っ き ょ く ぐ ま 館 |
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2カ所の展示場所の1つでは、巨大プールを設置し、ホッキョクグマのダイナミックな飛び込みや泳ぐ姿を観察することが出来る。暫く見ていたが、飛込みを見ることはできなかった。残念!
もう一方では、堀を利用し、檻のない放飼場になっており、陸上でのホッキョクグマを観察できる。この場所には、「シールズアイ(カプセル)」があり、アザラシの視点からホッキョクグマを観察することができる。 |
小 獣 舎 |
さ る 山 |
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吊り橋を渡った先にある樹木のところで休んでいるレッサーパンダ。 |
大きな人工岩があるさる山は、たくさんの木が組まれており、ニホンザルの野生の動きを引き出す工夫がされている。 |
お ら ん う ー た ん 館 |
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夏期開園中は、飼育舎と空中遊技場にある、高さ17mの塔を渡るオランウータンの様子が観察できる。大きな体を手や足をしっかり使いながら体を支えて渡り、とても慎重な動物である。
オランウータンは体重が約120kgあり、そして握力は400〜500kgもある。この体重を持ち前の握力で体を支えて、高い所まで登っていき、渡ることができるのである。
ちょうど良いタイミングで、空中散歩をするところを見ることができた。 |
あ ざ ら し 館 |
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「あざらし館」には、アザラシの特徴的な泳ぎを観察できる「マリンウェイ(円柱水槽)」や大水槽があり、これらは水路でつながっていて、アザラシが自由に泳いでいる姿が見られる。 |
園 内 案 内 図 |
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