「八王子千人同心屋敷跡記念碑」
天正18年(1590)に北条氏に替わり関東を治めることになったのが徳川家康で、八王子も家康の支配となり、八王子地域の治安維持を主な目的として、9人の頭(かしら)とおよそ250人の同心が八王子に移された。
翌天正19年(1591)、小人頭を一人増やして10名、同心は500人に増員され、文禄2年(1593年)には八王子城下から、現在の千人町を中心とした地域に屋敷地を拝領して移転してきた。
さらに慶長5年(1600)頃、同心が新たに召し抱えられて1,000人となり、文字通り千人同心となった。八王子千人同心は、小人頭を起源とする千人頭10名に率いられた同心1,000名からなる頭1名に100名の同心がつく構成である。
この一帯に千人同心の屋敷が立ち並んでいて、現在も千人町という町名にその名を残している。
甲州街道に戻り少し進んだ左手に興岳寺がある。
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