恐竜博2011
                                                       2011.7.31


 孫のお供で、上野・国立科学博物館で開催されている「恐竜博2011」に行ってきました。夏休み中の日曜日ということで、混んでいて、約1時間待ちで入場しました。

 会場内は、恐竜が出現した三畳紀からジュラ紀、白亜紀と時代を追い、ティラノサウルスとトリケラトプスなど、各時代のライバルたちの「対決」を中心に展示がなされています。

 ・三畳紀(約2億5100万年前〜約1億9960万年前)
  三畳紀の中頃に最初の恐竜が現れる。最初のころの恐竜はまだ小さくて、体長は1m前後、大きな物でも3mぐらい。

 エオドロマエウス
 原始的な特徴を持つ最古の肉食恐竜で、全長は約1.3メートル。


 ・ジュラ紀(約1億9960万年前〜約1億4550万年前)
  ジュラ紀になると、恐竜も大型化と多様化が進み、なかでも草食の恐竜がとくに大きくなった。一方、草食の恐竜を餌と する肉食の恐竜もあり、また、空には翼竜が飛び交い、始祖鳥も出現した。

 アロサウルス
 ジュラ紀後期に生息していた大型肉食獣脚類に属する恐竜。二足歩行性で、鋭く大きな歯を多数備えた巨大な頭骨を持つ。平均的な体長は8.5m。

 ヘスペロサウルス
 ジュラ紀後期に生息した植物食恐竜。背中には10個以上の装甲板が並んでおり、尻尾の先端には二対の鋭いスパイクを持ち、身を守るために使ったと思われる。平均的な体長は6m。

リンハラプトル全身骨格の化石
 リンハラプトルは鳥類に近い、小型の獣脚類。全長は1.8mと 推定される。


ハプロケイルスの化石
 鳥への進化を示すと見られる1億6000万年前の恐竜の化石。この化石は全長約1.4mで、欠けている尾の先を含めると、1.9〜2.3mと 推定される。前脚が短く、一部の指だけが太く鋭いのが特徴のアルバレツサウルス類に 分類される。


 ・白亜紀(約億4550万年前〜約6550万年前)
  白亜紀の気温は地球の歴史のなかでもずっと高く、様々な植物が地上を覆っていて、そのため草食の恐竜が増加し、 それに伴って大型の肉食恐竜も現れるようになった。空には大型の翼竜が飛び交い、恐竜の全盛時代である。

ラプトレックス(左)とプシッタコサウルス(右)
 ラプトレックスは、白亜紀前期(約1億2500万年前)に中国北東部周辺に生息していたと考えられる小型の肉食恐竜で、体のわりに大きな頭部、小さな2本指の前肢、走行に適した長い後肢など、白亜紀後期の ティラノサウルス科の特徴をすでに備えているということで、話題になった。体長は約3m。

 プシッタコサウルスは、白亜紀中期(1億2000万年前〜9700万年前)に生息した小型で二足歩行の草食恐竜である。体長は1〜2m。

恐竜界の2大スターが対決! 

ティラノサウルスVSトリケラトプス

ティラノサウルス
 白亜紀末期(約6800万年前〜約6550万年前)の北アメリカ大陸に生息していた大型獣脚類に属する肉食恐竜。現在知られている限りで史上最大級の肉食恐竜の一つに数えられ、恐竜時代の最末期を生物種として約300万年生きた。体長は約11〜13m。

トリケラトプス
 白亜紀後期の北米大陸に生息した植物食恐竜の一属。北米に生息した、最大にして最後の角竜である。トリケラトプスとは「3本の角を持つ顔」を意味しており、これは1本の鼻角と、目の上にある2本の上眼窩角に由来する。体長は約9m。

マイアサウラ
 白亜紀後期の北アメリカ大陸に生息していた鳥脚類の恐竜。恐竜の中では初めて、子育てを本格的に行なっていたという可能性が指摘されたため、「良い母親トカゲ」という意味の属名がつけられた。体長は8〜9m。

ニジェールサウルス
 白亜紀前期に生息していた竜脚類に属する植物食恐竜。骨格は極端に軽快なつくりになっている他、頭骨も上下の歯列が左右ほぼ一直線に並ぶという極端さである。全長は約10m。


約6500万年前、突然、恐竜時代が終わりを迎える。  地層には隕石衝突の痕跡が・・・

可愛い孫たちです。


                                  
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