2014.11.14


 世田谷生涯大学のOB有志で、東京都青梅市の御岳山の散策と、清酒「澤之井」で知られる小澤酒造の酒蔵を見学し、小澤酒造直営の豆腐とゆば料理の「ままごと屋」で食事をしてくる。

 立川駅の青梅線ホームに9時に集合し、青梅駅で乗継をして御嶽駅で下車をする。駅前からバスでケーブル下へ向かう。晴天で、平日にも拘らずバスは満員だ。10分ほどで終点のケーブル下に到着。急な坂道を5分ほど登ると、御岳登山鉄道のケーブルカーの滝本駅だ。

     
JR御嶽駅   ケーブルカー 滝本駅

 ケーブルカーは1927年に創設され、御岳山(標高929m)の中腹=滝本駅(標高407.6m)から山頂付近=御岳山駅(標高831.0m)まで、平均勾配22度、最大勾配25度という斜面を片道約6分間で結んでいる。

     
御岳山鉄道のケーブルカー ケーブルカー 御岳山駅

 我々は、後のスケジュールがあるため、山頂の「武蔵御嶽神社」へは行かずに、富士峰園地展望台からビジターセンターを経て御岳山駅に戻るおよそ45分のコースを散策することに。
 御岳山駅から富士峰園地展望台までリフトがあるが、歩いて行くことに。途中上りにくい階段を登るが、およそ10分ほどで、展望台に到着。都心まで見渡せる素晴らしい眺めだ。スカイツリーが見える日もあるという。方向的に富士山が見えないのが残念だ。

 
富士峰園地展望台からの展望

 富士峰園地展望台の脇には、武蔵御嶽神社摂社の産安社(うぶやすしゃ)があり、御神木として「子授檜」、「夫婦杉」、「安産杉」があり、古くより縁結び、子宝、安産祈願の神社として、また長寿の神としても厚い信仰を集めていて、パワースポットにもなっているという。

      
 産安社     安産杉
      
子授檜      夫婦杉

 産安社を参拝した後は、ちょっと終りかけている紅葉を見ながらの森林浴をして御岳山駅のある御岳平に戻ってくる。


 御岳平で記念撮影をする。


 ケーブルカーとバスにより御嶽駅前に戻る。

      
ケーブルカーの車内       ケーブル下近くの黄葉

 御嶽駅から一駅立川寄りの沢井駅近くの清酒「澤之井」の蔵元である小澤酒造へ行くのだが、酒蔵見学まで時間があるので歩いて行くことに。青梅街道と多摩川沿いの遊歩道を歩き、25分ほどで多摩川に架かる楓橋の袂にある「澤之井園」に到着。

      
多摩川の渓流   澤之井園

 予め、13時からの酒蔵見学を予約してあるので、青梅街道をくぐるトンネルを抜けて酒蔵へ。

      
澤之井の小澤酒造の酒蔵  元禄蔵の入り口

 はじめに酒々小屋(見学の控室)で酒造りについてのお話を聞いた後に、創業が元禄15年(1702年)と言われ、その当時に建てられた元禄蔵に入り、精米されたお米や、仕込みタンク、しぼり機などを見ながら説明を受ける。
 仕込みの木樽は、今は金属製のタンクとなっていて、大きいものは8,100リットル入り、これは毎日1合飲んで120年かかる量だそうである。、
 そして、酒造りにとって大事な仕込水が湧き出ているという井戸(高水山を源とし秩父古生層の厚い岩盤より湧き出ている石清水)を見学して、酒々小屋に戻る。

元禄蔵の中の仕込みタンク 仕込みの木樽 仕込水の井戸の入り口

 利酒として「しぼりたて」を頂く。ちょっと甘口でフルーティーな味のお酒だ。およそ40分ほどの楽しい酒蔵見学だった。
 その後、小澤酒造直営の食事処「ままごと屋」で食事だ。

ままごと屋 ままごと屋の部屋からの眺め

 
豆腐・ゆばの懐石料理のメニュー

 豆腐・ゆばの懐石料理、酒蔵じか出しの銘酒に舌鼓を打ち、満足して帰路に着く。楽しい一日でした!


        旅日記 TOPへ                      
 
inserted by FC2 system