伊良部大橋クルージングと   宮古諸島5島巡り 3日間の旅

                                                          2017.11.21〜23


  今回の旅行は、かみさんと2人で、阪急交通社のクリスタルハート・ツアーに参加した旅で、沖縄の宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の下をくぐるクルージングと宮古諸島5島を巡る旅です。

第1日目(11/21 TUE)

 
今回は、羽田空港に10:50集合のため、ゆっくり家を出て、電車で羽田空港へ。「阪急交通社」受付カウンターに行き、同行する添乗員さん(中村さん)のところで受付をし、ANAのカウンターで荷物を預け、搭乗口へ。宮古島着が15時頃になるので、空弁を買い機内へ。
 全日空 ANA087便(定刻11:50発 B767−300)は、順調に飛行、定刻の14:55に、宮古空港に到着。今回の参加者は35名とちょっと多め、バスにて、今日宿泊するホテルへ。


 
宮古島は、沖縄本島から宮古海峡を経て南西に約290 km、太平洋と東シナ海の間にある島である。近隣には、池間島大神島伊良部島下地島来間島などがある。面積は158.87 km2、総人口(近隣の島を含む)は51,180人(2017年10月1日)の島である。
 主な産業は農業(サトウキビ、タバコ、マンゴーをはじめとした果物類(トロピカルフルーツ)など)、観光、酒造。

宮 古 島
宮古空港ターミナル 宮古島 東急ホテル&リゾーツ


 
早めの到着だが、今日は観光の予定はないので、部屋でひと休みした後、ホテルの前に広がる東洋一ともいわれる7kmも白砂が続く与那覇前浜ビーチを散策する。来間島とそれに繋がる来間大橋が望むことができる。
 夕食はホテルのレストランでビュッフェ・スタイル。泡盛にラフティ、麩チャンプルー、宮古そばなどの沖縄料理に満足・・・


宮 古 島
ホテルの部屋より   対岸に来間島を望める

宮 古 島
与那覇前浜ビーチ  来間大橋が望める


第2日目(11/22 WED)

 
出発は9:00とゆっくりだが、雨がかなり降っている。今日の観光はどうなる事やらと心配しながらもバスでホテルを出発。まずは伊良部島へと向う。伊良部大橋を渡る頃には雨も上がり、青空ものぞいてきた。ラッキー!
 宮古島と伊良部島とを結ぶ、全長3,540mの伊良部大橋を渡り、伊良部島へ。伊良部島は、宮古島の北西約5kmに位置する島で、面積29.06km2、周囲26.6 km、人口6,283人。隆起サンゴの島で、全体に平坦な地形をし、最高地点は南東部にある標高89.0mの牧山である。西側に下地島が隣接し、両島は幅約40mから100mの海峡(水路)で隔てられている。

宮古島〜伊良部島
伊良部大橋を渡る(車窓より) 宮古島〜伊良部島間の狭い海峡(車窓より)


 
伊良部島を反時計回りに半周し、佐和田の浜に着く。ここは、海に転がる無数の大岩が独特な風景を創り出していて、ちょっと不思議な光景だ。

伊 良 部 島
佐和田の浜


 
佐和田の浜のところで、狭い海峡を渡り隣の下地島へ。下地島は、伊良部島のすぐ西にある島であり、面積は9.54km2、周囲17.5 km、人口はわずか48人。南西諸島にしばしばみられるサンゴ礁が隆起して出来た島(隆起サンゴ島)である。

 海沿いに走るとまもなく下地島空港が見えてくる。かつてはジェット機のタッチアンドゴー(離着陸訓練)が行われていたが、2014年4月以降は琉球エアーコミューター(RAC)や海上保安庁等の小型機の訓練のみが行われている。そして、その周辺は海の美しさで知られている。朝の雨が信じられないようによく晴れ、海の色をより美しく見せてくれている。


下 地 島
下 地 島 空 港 下地島空港脇の海


 
次いで、下地島北部の海岸近くにある通り池へ。大小二つの池が並び、これらは地下部分でつながっており、さらに海側の池は洞穴で海とも通じている。人魚伝説の残る神秘的なところだ。 

下 地 島
通り池 下地島北部の海岸近くにある大小2つの円形の池で、海側(南側)の池が直径75メートル、水深45メートル、陸側(北側)の池が直径55メートル、水深25メートルである。地上からは2つの池が並んでいるように見えるが、これらは地下部分でつながっており、さらに海側の池は洞穴で海とも通じている。「通り池」という名は、このような池の構造に由来する。この地形は、海岸にあった鍾乳洞が、波によって侵食されて大きくなり、天井が部分的に崩落して形成された陥没ドリーネに海水が浸入したものである。


 
通り池の周りを散策した後、再び狭い海峡を渡り伊良部島に入ってすぐのところの渡口の浜へ。渡口の浜は、白く細かいサラサラとしたパウダー状の砂浜が特徴的なビーチである。東西に800mほどの長さがあり、宮古島や来間島を見渡すことができる。

伊 良 部 島
渡口の浜  伊良部島と下地島の間に位置する渡口の浜は、白く細かいサラサラとしたパウダー状の砂浜が特徴的なビーチである。東西に800mほどの長さがあり、宮古島や来間島を見渡すことができる。


 
渡口の浜から再び伊良部大橋を渡り、ランチ・クルージングのために平良港へ向かう。
 11:50にクルーズ船「モンブラン」号に乗船、早速メインダイニングルームでビュッフェスタイルのランチをいただいているうちにモンブラン号は平良港を出航している。

宮古島〜伊良部島   クルージング  
モンブラン号(全長:56.9m 総トン数:619t) メインダイニングルーム


 
宮古島伊良部島の間を進み、やがて伊良部大橋の下をくぐっていく。その先で折り返し今度は伊良部島の沖の浅瀬に行き海中遊覧をする。クルーズ船の船底ボトムデッキにアクアビューが設けられていて、海中を見渡すことができる。運が良ければ大きなウミガメを見ることもできるというが、残念ながら今日は小さな魚が泳いでいるのしか見ることができなかった。

宮古島〜伊良部島   クルージング
伊良部大橋  宮古島と伊良部島とを結ぶ橋で、2015年(平成27年)1月31日に開通。全長3,540mで、通行料金を徴収しない橋としては日本最長である。

宮古島〜伊良部島   クルージング
船底ボトムデッキとアクアビュー


 
およそ2時間のクルージングを終え平良港に戻り、次に来間島(くりまじま)に向かう。来間島は、宮古島の南西1.5 km、太平洋に浮かぶ面積2.84 km2、周囲9.0 kmの島である。宮古島下地から全長1,690mにもおよぶ農道橋である来間大橋で宮古島と結ばれている。
 来間大橋を渡り、来間島を一巡りして大橋の袂近くにある来間東農村公園から来間大橋と宮古島の景観を眺める。白砂の海岸がつづく与那覇前浜ビーチ、美しいフォルムの来間大橋そしてきれいな色をした海が素晴らしい。

  
                      来  間  島
来間東農村公園 来間大橋


 
今日の観光はこれで終わり、早めにホテルに戻る。ひと休みした後、ラグーンと呼ばれる大きな池やトロピカルガーデン、パターゴルフなどがあるホテルの庭を散策する。
 今夜の夕食もホテルのレストランで和食の沖縄料理だ。泡盛とともに美味しくいただく。

宮 古 島   ホテルにて
大きな池(ラグーン) トロピカルガーデン
カジュマルの樹 マニラヤシになっている実

宮 古 島   ホテルの部屋より
来間島に沈む夕日 来間島の竜宮城展望台


第3日目(11/23 THU)

 
今日は曇天、今にも降りだしそうだ。8:30バスでホテルを出発、宮古島の西岸にある砂山ビーチに向かう。駐車場から海岸まで、ゆるやかな上り下りだが、砂に覆われた道なのでとても歩きにくい。

宮 古 島
砂山ビーチ  宮古島の西岸にある白砂の海岸で、砂に覆われた丘(砂山)の先にある砂浜であることから砂山ビーチと呼ばれる。砂浜の延長は短いが、背後に迫る砂山に加え、砂浜の左手には天然の岩のアーチがあり、独特の景観を呈する。
 
トリップアドバイザーによる2017年の「日本のベストビーチトップ10」で7位に選ばれている。


 砂山ビーチを後にバスは、一路北に向かって走り、宮古島のほゞ北端にある、雪塩ミュージアムに到着、ここで、雪塩のできる工程を説明してもらい、お土産品などを買う。


宮 古 島
雪塩ミュージアム 雪塩ミュージアムの前から池間大橋を望む


 
雪塩ミュージアム見学後、全長1,425mの池間大橋を渡り池間島へ。池間島は、宮古島の北西1.5kmに位置する面積2.83 km2、周囲10.1 kmの島である。島周辺には「干瀬(ビジ)」と呼ばれるサンゴ礁群が散在している。特に北東約15kmには、八重干瀬と呼ばれる巨大な干瀬があり、ダイビングスポットとしても有名である。

 
池間島を一巡りして大橋の袂近くの、売店や食堂などがあるところに寄り、そこの展望台からは池間大橋や宮古島から4キロ沖に浮かぶ人口わずか30人ほどの小さな離島、大神島を見渡すことができる。

池 間 島
池間大橋と大神島を望む
池間島の売店や食堂があるところ 池間大橋


 再び池間大橋を渡り、宮古島の東側をおよそ50分ほど走り、島の南東端にある東平安名崎(ひがしへんなざき)に到着。

宮 古 島
東平安名崎  宮古島の南東端から南東方向に突き出た、長さ約2キロメートル、幅最大160メートル、標高約20メートルの細長い半島で、隆起サンゴ礁の石灰岩から成り立っている。
 岬の先端には平安名埼灯台(海抜43メートル、光達18海里、1967年(昭和42年)初点灯)が設置されている。

 
駐車場から岬の先端に向かって歩いて行くと、途中に大きな岩のお墓「マムヤの墓」がある。
 岬の先端にある灯台は、97段の階段を上り踊り場に出ることができる(有料)。ここからは360度の迫力のある大パノラマが望める。

宮 古 島
東平安名崎 マムヤの墓  昔、東平安名崎の近くの保良(ぼら)村に大変美しく機織りの上手なマムヤという娘がいた。マムヤはニフニリ(香草)の芳しい香りのする絶世の美女として伝える。妻子ある野城按司は、マムヤを見染めて恋仲になるが、「将来のことを思えばマムヤよりは糞尿の臭いがしても妻の方がいい」と諭されてマムヤを見捨てる。按司の心変わりを知ったマムヤは平安名崎の断崖から身を投じる。悲嘆にくれた母親は再びこの村に美人が生まれないようにと神に祈願した。と伝えられている。

宮 古 島
平安名崎灯台  1967年(昭和42年)初点灯された灯台で、海抜43メートル、光達18海里。この灯台は「日本の灯台50選」に選ばれている参観灯台であり、灯室部分までの97段の螺旋階段を登り、踊り場に出て東平安名岬や東シナ海、太平洋を見渡すことができる。
灯台の踊り場からの展望


 
平安名埼灯台からの素晴らしい展望を楽しんだ後は岬の付け根にあるゴルフ場「オーシャンリンクス宮古島」のレストランで昼食。その後は、世界の貝殻が集められているという宮古島海宝館に寄る。そこの「シェルミュージアム」には、海宝館の館長が自ら海に潜り、世界中を探し回って集めた貝殻の展示数は、12,000点という。見事なものである。

宮 古 島
宮古島海宝館 シェルミュージアム
 二枚貝の中で最も大型となる種であるオオジャコガイ、片側だけで約60kgあるそうだ。 黒サンゴ


 
これで、今回のツアーの観光はすべて終わり、宮古空港へ。ANA088便(定刻15:45発 B767−300)は使用機材の到着遅れのため15分遅れで羽田空港に向け離陸。18:25に羽田空港に着陸。空港内で軽く夕食を摂り、20:30に無事、我が家へ到着。お疲れさま!!

 
今回の旅行は、パンフレットに<お身体に優しい>と謳われていたように、出発時間もゆっくりで早めのホテル入りと楽で、スケジュール的にもゆったりとして、概ね天候に恵まれ暖かく、メンバーは35名とちょっと多めではあったが、きれいな砂浜や海、クルージングそして食事もおいしく、旅を楽しむことができた。
 
同行の方々および添乗員の中村さん、お世話様でした。お陰で楽しい旅をすることができました。いつかまたどこかでお会いできるかもしれません。楽しみです・・・。
                                                       おわり

        
               旅日記 TOPへ 

inserted by FC2 system