少し先右手の、境内に大イチョウがある浄善寺を見て進む。
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浄善寺をでると間もなく三叉路に出る。古河城下の江戸口(南口)で土塁が築かれ番所があったところである。三叉路角に「古河宿灯篭モニュメント」がある。
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三叉路を右折するとすぐ右手に、長谷観世音参道寺標があり、日光街道を外れてここを左に折れる。暫く進むと右手に長谷観音がある。
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「長谷観音」
日本三大観音の一つである古河長谷観音は今を去る事五百余年前室町幕府を開いた足利尊氏公の血脉をひく足利成氏公により建立された。
明応2年(1493)足利成氏公六十才のとき、青春時代を過した鎌倉への望郷の念により、又長谷観音信仰によって、古河城の鬼門の地に鬼門除けとして明観山長谷寺を建立し、鎌倉長谷寺より御丈六尺八寸一分の木造長谷観世音菩薩を勧請し安置された。その後、古河城城主代々の祈願寺になり崇敬された。
長谷観音は、古くより安産、子育虫封じ、開運厄除、出世観音と言われ、霊験あらたかなることは広く世に知られ「日本三大長谷観音」として親しまれている。
ちなみに、日本三大長谷観音は、大和国(奈良県)初瀬長谷観音、相模国(神奈川県)鎌倉長谷観音、下総国(茨城県)古河長谷観音である。 |
長谷観音を参拝した後、横の道を行くとすぐ右手に、古河歴史博物館の案内標識があり、それに従い進み、古河歴史博物館を見学する。
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「古河歴史博物館」
古河歴史博物館は、平成2年、旧古河城出城跡に開館。周辺景観を生かし吉田桂二によって設計された建物は、平成4年の日本建築学会賞、同8年の公共建築賞を受賞している。
常設展示は、古河藩家老鷹見泉石が収集・記録した蘭学関係資料、原始古代から近現代の歴史の概観、奥原晴湖や河鍋暁斎らの書画作品の紹介等、多彩な資料群を紹介している。
またホールにはオランダの楽器ストリートオルガンがありその音色を楽しむこともできる。
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古河歴史博物館見学後、鷹見泉石記念館の前を通り、日光街道に出たところの角に、史跡 古河城御茶屋口門址の石碑が立っている。古河藩初代藩主土井利勝がここに茶屋を設け三代将軍家光を出迎えた。以降、歴代の将軍はここから古河城に入った。
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