2007.3.29〜31
新幹線でののんびり出発ということで、東京11:20の集合だ。当初予定ではもう少し早くだったが、春休みの最中で取れなかった様である。 大丸でお弁当を買い、「のぞみ25号」のグリーン車に乗り込む。新幹線での旅は久し振りだ。11:50の発車、早速缶ビールで喉を潤しながらお弁当を食べ始める。グリーン車のせいもあろうが、新幹線での旅ものんびりしていて良いものだ。 15:13、岡山駅着。我々一行はここで下車し、チョッと離れた駐車場で待っててくれたバスに乗る。今回のツアーは40名だが、ここでちょっとしたハプニング。4人ほどが来ていない。添乗員さんが駅まで探しに行き、何とか見つかり15分ほど遅れて岡山駅を出発。 今日の予定は、倉敷美観地区を散策し鷲羽山の宿へということになっており、バスはまず倉敷へと向かう。国道2号線を経て50分ほどで、倉敷駅に近い美観地区に隣接する駐車場に到着。自由散策で時間は1時間15分ほどと短いので、大原美術館は、以前にもきたことがあるのでパスすることにし、美観地区を散策する事にする。 バス駐車場から出て倉敷中央通を横切り、美観地区入口交差点をを右に入ると美観地区で、白壁や蔵造りの土産物屋さんが並んでいる。その前を通り過ぎると、左手に倉敷川とその対岸の大原邸、右手にはギリシャ風建物の大原美術館がある。 大原美術館は、倉敷紡績の2代目社長大原孫三郎が、画家の児島虎次郎にコレクションを委託して昭和5年に開いた、日本最初の西洋近代美術館である。大原美術館入口の前に架かる今橋を渡り、200年前そのままに現存している大原孫三郎の生家・大原邸や別名「緑御殿」と呼ばれる大原家の別邸の有隣荘がある。 倉敷川に沿って歩き、200年以上前に建てられた米蔵を利用した倉敷考古館の脇を通って本町通りから雛形山にある阿智神社へ行く事にする。 まず、長寿八十八段の石段「米寿坂」、次いで、健康六十一段の「還暦坂」を上る。ここまで上ると、倉敷の街が見下ろせる。そして最後の開運三十三段の「厄除坂」を上ると、随神門があり、それを潜りやっと阿智神社・拝殿に着く。 阿智神社は水夫・漁民の祖神として、あるいは海上安全の守護神として崇められており、古代庭園跡と伝わる枯山水の石組みや岡山県天然記念物の樹齢3〜500年といわれる「阿知の藤」で知られる。 阿智神社から戻り、塗屋造の町家が立ち並ぶ本町通りから、アイビースクエアへ向かう。もとは江戸幕府代官所のあった場所で、明治になり倉敷紡績所の工場が建てられ、その工場跡地を利用した構内には、ホテル 喫茶、食堂、中庭などがある。 ホテルロビー、たまにコンサートなども行われる中庭を通り抜け、アイビー学館脇の出入り口を出ると、世界のオルゴールが揃っているオルゴール専門店・オルゴールミュゼ・ショップがあり、店内には色々なオルゴールが並べられていて、その調べには、心が癒される。また、オルゴールミュゼ・メタセコイヤでは、アンティークオルゴールのコンサートなどが楽しめる。 倉敷紡績の明治時代からの史料が年代別に展示されている倉紡記念館、大原美術館の別館である児島虎次郎記念館の前を通り、アイビースクエア西門をでて、倉敷川畔に出る。 倉敷川のほとりには、白壁の蔵屋敷など風情ある街並みが続く。中橋を渡り、観光客の案内所になっている倉敷館、加計美術館の前を通り、大原美術館前から、バス駐車場に戻る。 倉敷美観地区散策を終え、バスは水島ICから瀬戸中央道に入り、児島ICで下り、約40分程で鷲羽山の大浜海岸にある今夜の宿「鷲羽山下電ホテル」に到着。部屋からは、瀬戸大橋や瀬戸内の島々が眺められる。 夕食は、タコしゃぶ、鯛、イカなどの瀬戸内鯛料理会席で舌鼓を打つ。 <2日目につづく> 旅日記 TOPへ |