「マッサン」こと竹鶴政孝が夢見た理想郷「余市蒸留所」を見学する。余市蒸留所は、北海道小樽市に近いJR函館本線余市駅を出ると「余市駅前」交差点のすぐ先の正面にある。
余市蒸留所は、1934年に創業者・竹鶴政孝によって設立されてから、ニッカウヰスキーの聖地として竹鶴の夢と情熱を受け継ぎ、今も重厚で力強い余市モルトをつくり続けている。
余市蒸留所を見学するのには「蒸留所ガイドツアー」に参加するのが良いが、予約制なので、ガイドツアーのコースを自由に見学できるフリーの見学をすることに。
入口を入ると正面に、「ニッカウヰスキー 北海道工場」のモニュメントがあり、皆、記念写真を撮っている。正面の通りの右手には「乾燥棟(キルン塔)」があり、左手にはポットスチル(単式蒸留器)が並ぶ「蒸留棟」がある。ここのポットスチルは今も稼働中である。
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入り口正面のモニュメント |
乾燥棟(キルン塔) |
蒸留棟、混和棟、発酵棟、を見学し、昭和9年に建設された旧事務所の脇を行くと左手に、工場操業開始後、事務所兼研究所として用いられた建物「リタハウス(旧研究所)」がある。(内部は見学できない)
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蒸留棟の内部 |
リタハウス(旧研究所) |
その先右手に、竹鶴政孝の胸像があり、左手には旧竹鶴邸がある。この建物は、創業者竹鶴政孝が夫人リタとともに使用していた余市町の郊外山田町の住居を平成14年12月に工場内に移築、復元したもので、玄関ホールと庭園を一般公開している。
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竹鶴政孝の胸像 |
旧竹鶴邸 |
その先右手に、平成10年4月、ウイスキーの貯蔵庫2棟を改装して、「ウイスキー館」と「ニッカ館」と呼ばれるウイスキー博物館がある。
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ウイスキー博物館 |
「ウイスキー館」では、ウイスキーのルーツ、製法、種類や楽しみ方など、ウイスキーに関する情報やウイスキーづくりの道具などを展示している。また、有料の試飲コーナーもある。
「ニッカ館」では、創業者・竹鶴政孝がスコットランドで学んだ際の貴重な資料や、リタ夫人の生い立ちの資料などがたくさん展示されている。
ウイスキー博物館を出るとその先に、ニッカ会館がある。ここの2階では、ウイスキーの試飲が、各種1杯できる。今日は「余市10年」の試飲ができた。また、ここにはレストラン「樽」があり食事をすることができる。
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ニッカ会館 |
ニッカ会館2Fの試飲会場 |
会館の隣には「ディスティラリーショップノースランド(売店)」があるが、余市ブランドの年代物はNHKの朝ドラ「マッサン」のお蔭で?皆、品切れになってしまっている。ちょっと残念・・・
レストランでの食事を含め、およそ2時間の見学を楽しむことができた。
おまけ
札幌郊外の恵庭にある「えこりん村」には、世界一の「とまとの森」というのがある。一粒の種から水耕栽培で育てられた一本のトマトの木が、何と85.46uの大きさにまでなり、世界一としてギネスに登録されている。
現在はおよそ2,000個の実をつけていて、トータルではおよそ15,000個も生るという。
おわり
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