第1日目 4月30日(月)
滝めぐりに出かける。今回も、かみさんと一緒だ。第1日目は、和歌山県の那智勝浦を目指す。小雨の降る
中、我が家を、6:45に出発。東名高速道を順調に走り、浜名湖SAで一休みしたあと、10:15に名古屋IC
を下り、東名阪自動車道に入る。名古屋市の外環を走り、名古屋西ICを通り、亀山ICで下り、関JCTからは
伊勢自動車道に入り、安濃SAにて、ちょっと早めだが、昼食にする。地元の松坂牛のスタミナ焼き定食だ。
11:55スタート、勢和多気ICで伊勢自動車道と別れ、国道42号線を南下、尾鷲、熊野を通り、15:30、
新宮市に到着。予定より大分早いので、明日に予定していた桑の木の滝に寄ることにする。
新宮市より、熊野川に沿って168号線を入り、相賀で高田川に沿って左折、桑ノ木谷入口に車を停め、桑
の木の滝へ向かう。
高田川にかかる吊り橋を渡り、渓谷の中の小径を約500mほど、小雨の中、滑りやすい木組みの道などを
歩くこと約20分、落差21m、幅8mの神秘的な滝が現れる。しばし見とれる。
車まで引き返し、168号線を新宮まで戻り、国道42号線を那智勝浦まで走り、17:15、ホテルの駐車場に
到着。マイクロバスにて船乗り場へ。ここから船で、狼煙半島にあるホテル浦島へ。このホテルは、有名な忘
帰洞をはじめ、洞窟温泉や露天風呂など6つの温泉がある。
一休みしたあと、早速、忘帰洞へ。洞窟から太平洋を眺めながらの入浴は素晴らしい。夕食も伊勢海老や
アワビなど新鮮な海の幸で大満足!
第2日目 5月1日(火)
天気はまずまずで、9:10、ホテル駐車場を出発し、日本三名瀑のひとつ、那智の滝へ。滝前の駐車場に
車を置き、滝を見に行く。
那智の滝は、落差133m、幅13mの大滝は那智大社の別宮飛瀧(ひろう)神社のご神体である。また、那
智山中の那智四十八滝のひとつ、一ノ滝と呼ばれている。
滝前から、裏参道の石段を登って、西国三十三ヵ所第一番札所である青岸渡寺の三重塔へ。ここからも
那智の滝が眺められる。その後、那智三山のひとつ那智大社をお参りし、表参道から車に戻る。
10:30、那智の滝を後にして、国道42号線に出て新宮へ。新宮からは熊野川沿いに168号線を走り、瀞
峡へのウォータジェットのりばのある熊野川町で三和大橋を渡って熊野川支流の楊枝川沿いに入り、更にそ
の奥の沢、布引谷川に沿って走ること20分、布引の滝に到着。落差53m4段の段瀑で、まさに布を引いた
ような素晴らしい滝である。道路からは、2〜4段目までの三段しか見ることができない。滝壺には、道路から
100mほど石段を下りると行くことができるが、ここからだと4段目の滝しか見ることはできない。その昔は、
「四十八ヶ山秘所行場」のひとつとされ、熊野信仰の行者が荒行をしたとされる。
戻り道の途中、荒滝、松山滝を見て、三浦という所から紀和町へ出る。
紀和町から311号線を走り、熊野から昨日走った42号線を逆に北上し、勢和多気ICから伊勢自動車道、
関JCTを経て亀山ICから東名阪自動車道を走り、名古屋西ICから名古屋高速で市内に入り、白川出口で出
て、18:00、本日の宿ヒルトンホテル名古屋に到着。夕食は、名古屋に赴任している息子と、名物の「ひつ
まぶし」を食べる。
第3日目 5月2日(水)
曇天の中、8:30、ホテルを出発。今日の目的地は赤目四十八滝だ。昨夕と逆に、名古屋高速から東名阪
に入り、亀山ICから名阪国道(25号線)に入る。この頃から雨が降り始める。名阪国道を上野ICで下り、国
道368号線を南下、名張市を通って、近鉄大阪線の赤目口駅から滝川沿いに走り、10:45、赤目四十八滝
入口に到着。
赤目四十八滝は、室生赤目青山国定公園の中心に位置し、伊賀と大和の国境を流れる滝川の上流、全長
約4kmに及ぶ赤目渓谷に連なる数々の美しい滝の総称である。
滝入口である日本サンショウウオセンターの建物の脇を通って渓谷に入っていくと、まずは一番目の滝、
行者滝を通り、赤目五瀑のひとつ、高さ15m、幅7m、滝壺の深さ10mという不動滝を経て、赤目五瀑のふた
つめである、落差15mの千手滝(岩を伝って千手のように落水する、あるいは、千手観音にちなんでつけら
れた)へ。ここまで約20分、更に、赤目五瀑の三つめ、岩盤が一筋にえぐられた溝に沿ってその名のとおり、
布を真下に引いているかのごとく、30mの落差を落ちている布曳滝を通って、ほゞ中間点の百畳岩のところで
一休み、入口よりここまで約40分である。
このあたりから雨がややひどくなってきたが、更に進む。柿窪滝、斜滝を通り、渓谷随一の景観とされる、
荷担(にない)滝へ。高さ8mの滝が岩を挟んでふたつに分かれて流れ落ちる様が、荷を担っているようで、
この名がつけられた滝で、きれいな滝である。この滝も、赤目五瀑のひとつである。
更に進んで、雛壇滝、赤目五瀑の最後、落差15mで、その形が琵琶に似ていることから、この名が付いた
という、琵琶滝へ。
入口から1時間20分、最奥の岩窟滝へやっとたどり着く。 ここから引き返し、入口まで戻る。
この後は、赤目口から165号線を西に走り、榛原町から奈良県に入り、ぼたんが満開の、西国三十三ヵ所
第八番札所で「花の寺」とも呼ばれている長谷寺に寄り、榛原町から369号線を走り、名阪国道針ICから亀
山へ出て、東名阪・名古屋高速を通り、18:05、名古屋ドームの近くの息子のマンションに着く。
夕食後、息子の運転で、東名高速道を走り、我が家へ帰り着く。
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