布引の滝 (ぬのびきのたき) |
三重県南牟婁郡紀和町 | 段瀑・4段 落差53m | 訪問日 2001年 5月1日 滝紀行へ |
十津川支流・楊枝川の奥の沢、布引谷川にかかる滝で、水量が豊かで、白布を垂ら したような優しい姿の滝である。その昔は「四十八ヶ山秘所行場」のひとつとされ、熊 野信仰の行者がこの滝で荒行をしたとされている。 |
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赤目四十八滝 (あかめ しじゅうはちだき) |
三重県名張市赤目町 | 琵琶滝の落差15m | 訪問日 2001年 5月2日 滝紀行へ |
奈良県との境近くを流れる滝川の上流、全長約4kmに及ぶ赤目渓谷。室生火山群 が造った柱状節理の岩々の間を縫って流れる滝々。その中でも、不動明王になぞらえ て、信仰の対象となった不動滝、幾筋にもなって流れ落ちる千手滝、白布のように30 mの落差を落ちる布曳滝、高さ8mの滝が岩の両側に落ちる荷担滝、絶壁に囲まれた 滝壷へと落ちる主瀑の琵琶滝が赤目五瀑といわれる美しい滝である。 |
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不動滝 千手滝 布曳滝 荷担滝 琵琶滝 柿窪滝 雛段滝 岩窟滝 |
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七ツ釜滝 |
三重県多気郡宮川村 | 段瀑・7段 落差150m | 未訪問 |
大台ケ原の秘境大杉谷、幾多の滝々を本流に急崖にと落下させる。その主瀑がこの 滝で、大きく浸食された岩盤の上を七段になって流れ下る。 |
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八ツ淵の滝 |
滋賀県高島郡高島町 | 屏風ヶ淵 分岐瀑 落差30m |
訪問日 2004年 4月22日 滝紀行へ |
比良山系最高峰武奈ヶ岳北東に端を発する鴨川源流には、大小幾つもの滝が 落ちる。その総称が八ツ淵の滝である。その名の通り手前から、魚止の淵、障 子ヶ淵、唐戸の淵、大摺鉢、小摺鉢、屏風ヶ淵、貴船ヶ淵、七編返し淵の八つの 淵がある。 |
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大摺鉢 小摺鉢 屏風ヶ淵 貴船ヶ淵 |
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金引の滝 (かなびきのたき) |
京都府宮津市滝馬 | 分岐瀑 落差40m | 訪問日 2008年 11月27日 滝紀行へ |
丹後地方、金引山の麓にかかる信仰の滝で、女性的なやわらかな線をつくって岩盤 上を滑り下ってくる。高さ40m、幅20mの分岐瀑で幅広の滝は向かって右側が雄滝、 左側が雌滝となっている。金引の滝から流れる水は、すぐ下流に白龍の滝、臥龍の滝 をつくり、金引の滝と共に「金引三瀑」と呼ばれている。 |
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箕面の滝 (みのおのたき) |
大阪府箕面市箕面公園 | 直瀑 落差33m | 訪問日 2004年 4月23日 滝紀行へ |
明治の森、箕面国定公園内の箕面川にかかる滝で、落下する滝の面が箕に似 ていることからこの名がついたといわれる。滝の周りにはモミジが沢山あり、紅葉 の頃の景色は素晴らしい。 |
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原不動滝 |
兵庫県宍粟郡波賀町 | 段瀑・3段 落差88m |
訪問日 2008年 11月26日 滝紀行へ |
氷ノ山後山那岐山国定公園内にある、原川の源流帯にかかる大瀑で、男滝と女滝 からなり、男滝は深い樹林の間を三段になって落下し、女滝は源流を異にして男滝に 寄り添うように同じ滝壷に落ちている。滝壷は広く深く、エメラルド色を見せている。 |
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猿尾滝 |
兵庫県美方郡村岡町日影 | 段瀑・2段 落差60m | 訪問日 2008年 11月25日 滝紀行へ |
二段になって下る名瀑で、その景観が猿の尾に似ているとことから猿尾滝と名付け られた。滝をつくる岩脈は猿尾滝ヒン岩と呼ばれる岩質でその上を下る。下段の滝は 落差21mで、上段から落ちた水が岩を堀くだき、神秘な滝壷をつくっている。 |
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天 滝 |
兵庫県養父郡大屋町 | 分岐瀑 落差98m | 訪問日 2008年 11月26日 滝紀行へ |
氷ノ山後山那岐山国定公園内にあり、大屋川支流の天滝渓谷にかかる兵庫県下一 の大瀑。標高600mの玄武岩の岸壁を文字通り天から下ってくるように落下する。天 滝の名はその昔、役行者(えんのぎょうじゃ)の高弟の天(天)の仙人がこの地を開い たからとも、弘法大師が訪れて滝を白竜にたとえたからともいう。 |
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布引の滝 (ぬのびきのたき) |
兵庫県神戸市中央区 | 段瀑・5段 雄滝 落差43m | 訪問日 2004年 4月23日 滝紀行へ |
六甲山系のかわうそ池に発する生田川にかかる滝で、雄滝(おんだき)、夫婦 滝、鼓が滝、雌滝(めんだき)の総称であり、摩耶山、再度山の水を集めて落下 している。主瀑である雄滝は岩頭から5段に折れて落下し、それぞれの段には甌穴 (急流の河床の岩石面に生じる鍋状の穴)ができている。この滝のすぐ下流は新幹線 の新神戸駅である。 |
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雄滝 夫婦滝 雌滝 |
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双門の滝 |
奈良県吉野郡天川村 | 段瀑 最大の落差70m |
未訪問 |
大峰山中弥山(みせん)を源とする弥山川の双門峡にかかる神秘的な滝で、巨岩を 割って落ちてくるので、その名がついている。幾つも連続して滝となっているが、双門 の滝は、一の滝、二の滝、三の滝、双門大滝の総称で、険しい谷の中に落ちている。 |
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不動七重滝 |
奈良県吉野郡下北山村 | 段瀑・7段 落差100m | 訪問日 2009年 10月27日 滝紀行へ |
信仰の山、大峰山系南奥駆道の前鬼の宿下、前鬼川にかかる、7段になって下る落 差100mもの大瀑。雨の多いところだけに四季を通じて滝の水量は豊富である。大き な滝壷はまるで宝石を敷きつめたような明るい緑色を呈している。 |
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笹の滝 |
奈良県吉野郡十津川村 | 分岐瀑 落差30m |
訪問日 2007年 11月13日 滝紀行へ |
紀伊半島の中央を流れる十津川の支流、大峰山系の釈迦ヶ岳を水源とする滝川の 上流にかかるこの滝は、十津川一の美瀑といわれている。滝壷からあふれ出た水が、 花崗岩の一枚岩を滑るように流れ下る光景はとても美しい。 |
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中の滝 |
奈良県吉野郡上北山村 | 段瀑 落差250m |
訪問日 2009年 10月27日 滝紀行へ |
標高1695mの大台ケ原山頂から遠望できる大滝で、その落差250mにも及ぶ。 滝は東ノ川の源流にあたるが、急峻な地形のため近寄ることは不可能。雨の多いこの 付近、雨中には壮絶な景観を見せる。また紅葉のころも素晴らしい。 |
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那智の滝 |
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 | 直瀑 落差133m | 訪問日 2001年 5月1日 滝紀行へ |
那智山の奥山、大雲取山から流れ出る渓流には48の滝が落ち、那智四十八滝と呼 ばれており、そのうち、一の滝が一般に那智の滝と呼ばれている。日本三名瀑に数え られるこの滝は、垂直にそびえる一枚岩を一気に落下する直瀑で、毎秒1トンの水を 落とすといわれている。古くから「お滝」と呼ばれ、熊野那智大社の別宮である飛瀧(ひ ろう)神社の御神体となっており、滝の落ち口には注連縄が張られている。 |
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桑ノ木の滝 |
和歌山県新宮市相賀 | 直瀑 落差21m | 訪問日 2001年 4月30日 滝紀行へ |
新宮川の支流の高田川は大小20あまりの滝をつくる。中でも桑ノ木の滝は幅8mと 広く水量も豊富で、苔むした岩肌を横に落下する滝の姿は神秘的である。滝名のいわ れは、ヤマグワが多いのでつけられたらしい。 |
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八草の滝 (はそのたき) |
和歌山県西牟婁郡日置川町 | 直瀑 落差22m | 訪問日 2007年 11月13日 滝紀行 |
大塔日置川自然公園の中にあり、日置川をはさんで対岸の深い森の中で白布を垂 らしたような姿を見せている。赤茶けた岩の色が緑と白の中にあってアクセントをつけ ている。 |
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