滝紀行

                                                      2004.10.4〜6

 
 第1日目 10月4日(月)

 
  第1日目は、新潟県の妙高高原にある苗名滝を目指して行く。同行するのは、今回も君津在住のMさんで、
 7:45に新宿で落合い、練馬ICから関越自動車道へ入り、藤岡JCTから上信越自動車道を走り、東部湯の
 丸SAで一休み。信濃町ICで下り、妙高杉ノ原スキー場を目指して行き、杉野沢の先の「左苗名滝」の標識
 のあるY字路を左に入って、しばらく行くと、突き当りが駐車場になっていて、ほぼ予定通り11時に到着。

 苗名滝 吊り橋と堰堤
  前回来た時(99年4月)には工事中だったところに吊り橋と堰堤ができて
 いる。吊り橋を渡り、堰堤の左に造られている階段を昇り、関川に沿った自
 然歩道を15分ほど歩くと、苗名滝が見えてきて、滝の前の吊り橋を渡った
 ところに観瀑台(休憩所)がある。
 
  そこにある案内看板に、「
滝の音が地震のように聞えるため、以前は地震滝
 と呼ばれていて、その地震(ない)が転訛し、苗名滝となった」とあるが、水量は
 多く、豪快に落下しているが、それほど大きな音ではなく、この音が地震の音で
 あろうか。

 苗名滝
    苗名滝
    
    苗名滝
 
 
  滝壺までは、河原伝いに行くことができるが、途中、大きな岩を登るところがぬかっていて、滝壺までは行
 かずに、観瀑台のところで、コーヒーを沸かして飲む。

 
  次の目標地は、福井県池田町の龍双ヶ滝。妙高高原ICから上信越自動車道に入り、上越JCTより北陸自
 動車道を走り、加賀温泉郷の山代温泉に向かう。
  途中、糸魚川ICで下り、芭蕉の句碑がある、青海町の西連寺に寄り、親不知ICから再び北陸自動車道に
 入り、今度は小矢部ICで下り、源平の古戦場跡がある、倶利伽羅峠に寄り、金沢東ICから北陸自動書道で
 片山津ICまで走り、18:00、山代温泉に到着。かんぽの宿に泊まる。


 

 第2日目 10月5日(火)
 
  第2日目は、福井県池田町の龍双ヶ滝へ。8:00、雨の中、宿を出発。加賀ICより北陸自動車道に入り、
 福井北ICで下り、国道364号線を、永平寺の前を通り、越前高田で158号線を右折、美山町から県道2号
 線を走り、松ヶ谷で、県道34号線を左折。そこには、なんと、「龍双ヶ滝方面、大本〜裨田峠 通行止」の看
 板が立っている。折角ここまで来たのに、う〜ん、どうしよう。
  すると、Mさん、「行けるとこまで行ってみよう、あとは歩いて行ってもいいし」というので、県道34号線を進
 む。

 福井豪雨で崩れた県道34号線の橋
  この一帯は、7月の福井豪雨で被害を蒙り、あちこち道路も寸断されてい
 るようである。一部、迂回路を通って大本までやってきて、ここで、ミスコー
 スをしてしまう。橋を渡って左に入るとまもなく、砂利道となり、少し進むと、
 車では行かれなくなる。車を置いて、しばらく歩いて行ってみるが、滝があ
 る様子もなく、戻る。

  実は、橋の手前を左に入るのであるが、工事中のため通り過ぎてしまっ
 たのである。そこを左に入り、工事をしている人に聞いてみると、龍双ヶ滝
 はこの先だが、途中の橋が崩れて通れないという。それでも行ってみる。
  やはり、橋が崩れているが、なんとその脇に、仮設の道ができているで
 はないか。ラッキーだ。これを渡っていくとすぐ目の前に、
白い布を幾つも垂らしたような美しい流れの龍双ヶ
 滝が現れた。   しばし、その美しさに見とれる。 感激!


      龍双ヶ滝     龍双ヶ滝  
 龍双ヶ滝前にて わが愛車
  写真のように、滝の前を通っている県道34号線の端には、まだ流木がいっぱ
 い残っている。
  このあとは、岐阜県小坂町の根尾の滝へ向かうので、県道34号線を
裨田峠
 から宝慶寺を通って大野市へ抜ける予定であったが、峠道の状況もわからない
 ため、松ヶ谷まで戻り、国道476号線を通って大野市に行くことにする。

 

  大野市からは、国道158号線を、九頭竜湖の湖畔を走って岐阜県の白鳥町
 で156号線に出て右折、郡上八幡町から256号線を通り、金山町で41号線を
 左折。下呂温泉を通過し、小坂町で41号線と別れ、当初は湯屋温泉に泊まろ
 うと思っていたが、ここまで来たので、日本で一番高い所に湧く温泉、御嶽山
 六合目(標高1800m)の、濁河温泉まで行くことにする。
  17:30、濁河温泉到着。のんびりと温泉に入る。 あ〜 いい湯だ!



 第3日目 10月6日(水)

 
  昨夜来の雨は上がっているので、朝食前に、近くにある滝に行ってみる。まずは、仙人滝へ。濁河温泉の
 一番奥に御岳登山道入口の標識のところを入って行き、飛騨里宮の前を通って登山道を10分ほど歩くと左
 に入る道があり、この道を下ると仙人滝に着く。濁河谷にかかる落差30mの滝で、
御嶽行者のみそぎの場
 となっている。

   濁河温泉 仙人滝  濁河温泉 仙人滝
 
  登山道入口まで戻り、少し下り道路から
谷底を見下ろすと、落差約15mの美しい白糸の滝見ることがで
 きる。ここから5分ほど下ると町営露天風呂があり、この手前の
滝遊歩道を入ると、眼下に落差約20mの
 の滝
があらわれる。

 
     濁河温泉 白糸滝    濁河温泉 緋の滝
                  白糸滝
                                                緋の滝


  仙人滝、白糸滝、緋の滝を見て宿に戻り、温泉に入って朝食後、8:00に根尾の滝へ向かってスタート。
 小坂の町へ入る手前で、「ひめしゃがの湯」を目指し左へ入り、その側を通り、がんだて公園を過ぎると、道
 は砂利道となり、この道を5kmほど行くと駐車場に着く。9:15だ。トイレの前に根尾の滝の案内看板があ
 り、この先の入口より滝まで、2.2km、約50分とある。

 根尾の滝 遊歩道入口
  根尾の滝入口の標識のところを左に入って行く。根尾の滝遊歩道はよ
 く整備され歩きやすい。はじめは急な下り道で、この坂道を下りきると、
 濁河川に架かる吊り橋に着く。ここまで、入口より750m。
 
根尾の滝 遊歩道  吊り橋を渡り、ここからは、しばらく登りとなる。途中、ちょうど中間点
あたりのところに展望台が設けられ
ている。「あまどり岩」と看板が立っ
ており、対岸に、岸壁の窪みに岩ツ
バメが巣を作ることから「あまどり岩」
と呼根尾の滝 遊歩道〜「あまどり岩」展望台ばれる、御嶽山の噴火による溶
岩で形成された岸壁が見られる。



  ここからさらに遊歩道を15分ほど歩いて行くと、濁河川の川原に降り
 立ち、根尾の滝が見えてくる。
  川原を進み、大きな岩に付いている梯子を登ると、滝壺に近づくことが
 できる。
  落差63mで、滝の幅は狭いが、水量は多く一大水柱となって滝壺に
 突き入る姿は素晴らしい。

 
       根尾の滝   根尾の滝
根尾の滝にて〜コーヒーを淹れているMさん 
 
 
  川原で滝の水を沸かし、コーヒーを淹れて飲む。  あ〜 うまい!
  コーヒーを飲んで一休みしたあと、遊歩道を50分歩き駐車場に戻る。最後の
 登りがきつい。



  帰りに、がんだて公園に寄る。「巌立」は御嶽山の噴火による溶岩で形成された柱状節理の岩場で、サワラ
 谷の渓谷に直面して、高さ約72m、幅約120mにわたって懸崖をなし露出している。
  公園の駐車場から10分ほど遊歩道を歩くと、三ツ滝がある。上段6m、中段11m、下段5mの三段のきれ
 いな滝である。

 
     巌立    三ツ滝

 
  12:45、がんだて公園をスタート、小坂町から国道41号線を走り、高山市に入るとすぐ石浦町で右折し、
 158号線に出て平湯へ向かう。
  高山ラーメンの昼食を取り、平湯トンネルを抜け、平湯の交差点の手前を平湯大滝に向かって左折していく
 と、その先は「平湯大滝公園」が今年の8月に出来て、滝を見るために、なんと、500円の駐車料金を払わな
 ければならなくなっている。何ということだ!

  渋々、駐車料金を払い、しかも、平湯大滝までは、そこから10分ほど歩いて行かねばならないのだ。それ
 でも、落差64mの絶壁から落下する幅7mの大滝はすばらしい。

 
  平湯大滝 平湯大滝
 
  平湯大滝からは、安房トンネルを抜け、158号線を梓川沿いに走り、松本ICから長野自動車道に入り、岡
 谷JCTより中央自動車道に入って帰京するが、国立IC〜永福IC間が集中工事のため渋滞、国立ICで下り、
 Mさんには、国立駅から電車で帰ってもらうことになってしまった。

 

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