今回は、所用で福岡に行ったので、ついでに佐賀の「観音の滝」と「見帰りの滝」を見に行く。
レンタカーを借り、博多天神のホテルを9:40にスタート。呉服町ランプより福岡都市高速に入り福重JCか
ら西九州自動車道福岡前原道路に入り、終点の前原からは国道202号線を走る。二丈町に入り、二丈浜玉
有料道路となり佐賀県に入る。終点の浜玉で国道323号線を左折、約7kmほど進み、滝川交差点を右に入
り、「観音の滝」の案内板に従って約5分ほど走ると左手に総合案内所があり、その駐車場に車を停める。博
多天神よりおよそ1時間で到着。
案内板に従って遊歩道を入って行くと突き当たりに観音堂があり、その手前を右に下りて行くと、滝壺に出
る。「観音の滝」は玉島川の支流である滝川の上流にかかる滝で、やゝ斜めになった岩肌を水煙を上げなが
ら流れ落ちている美しい滝だ。
滝の観音には、朝鮮出兵のため肥前名護屋に赴いた豊臣秀吉の身の回りの世話をした「広沢局」にまつわ
る伝説が残っている。そして、滝壷の近くに人の目のような窪みがあり、そこに「生目(いくめ)観音」が祀られ
ており、この滝の水を汲んで供え、その水で目を洗うと眼病が治ると伝えられている。
「観音の滝」の駐車場を後にして、滝川交差点から再び国道323号線を浜玉へ戻り、国道202号線を左折
し、唐津市赤水交差点を左折して県道40号線に入る。約10kmほど走り相知町伊岐佐交差点を左に入り、
「見帰りの滝」の案内板に従い約5分ほどで到着。観音の滝から40分程である。駐車場の先から石段を下り
て行くとすぐ滝壺のところに出る。
「見帰りの滝」は、厳木川支流にかかり、落差100mと九州でも最大級の滝である。水の流れが多い右側
を男滝、水量の少ない左側を女滝といわれ、その三、四条に分かれた流れが、滝壷近くですべて合流して激
しい飛沫をあげていて、素晴らしい滝である。
この滝の背後には作礼山があり、昔は作礼岳といい修験道の霊山で、この滝も山伏修行の道場であり、多
くの山伏達が修行をしていたところである。今も滝のそばには、小さな滝の観音があり、子宝や眼病等にご利
益が厚いと言われている。
見帰りの滝はアジサイの名所としても有名で、6月上旬から7月上旬にかけて色とりどりのアジサイが咲き
誇るという。滝の周辺は吊り橋や遊歩道が整備されて川岸を散策できる。
帰りは、相知町から県道40号線と同じ道を戻り、唐津市の「虹の松原」をみて、国道202号線を玄界灘の
海岸線に沿って走り、福岡空港に午後3時20分に到着。レンタカーを返し、帰京の途につく。
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