観音の滝 |
佐賀県東松浦郡七山町 | 段瀑 落差45m | 訪問日 2005年 1月22日 滝紀行へ |
玉島川支流の滝川の上流、七山耶馬溪にかかる滝で、やや斜めになった岩肌を水 煙を上げながら流れ落ちる。滝壷の近くに人の目のような窪みがあることから、生目 (いくめ)観音が祀られている。この滝の水は眼病に効くと言われている。 |
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見帰りの滝 |
佐賀県東松浦郡相知町 | 段瀑 落差100m | 訪問日 2005年 1月22日 滝紀行へ |
厳木川支流にかかる大瀑。岩盤に沿ってその身をくねらせるように流れ落ち、水量が 多い時には三、四条に分かれた流れが、滝壷近くですべて合流して激しい飛沫をあげ る。 |
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四十三万滝 (よんじゅうさん まんだき) |
熊本県菊池市重味 | 渓流瀑 落差25m | 訪問日 2012年 11月28日 滝紀行へ |
阿蘇外輪山北部に源を発する菊池川の上流域約4kmにわたる菊池渓谷にかかる 滝々主瀑が四十三万滝である。この滝は上から直下する滝と異なって、寝そべりなが ら流れ下るといった渓流瀑である。この菊池渓谷一帯は広葉樹の天然林で包まれて おり、森林浴と飛沫浴が同時に楽しめる場所といえる。 |
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栴檀轟の滝 (せんだん とどろきのたき) |
熊本県八代郡泉村 | 直瀑 落差70m |
訪問日 2012年 11月28日 滝紀行へ |
五木の子守唄などで知られる秘境、平家伝説の里、五家庄内の球磨川の支流 にかかる大瀑。広葉樹林の中を真っ直ぐに下ってくる。新緑の中を堂々と水を落 とす姿は優美であり、また九州地方では珍しく秋の紅葉も素晴らしい。 |
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数鹿流ヶ滝 (すかるがたき) |
熊本県阿蘇郡長陽村 | 直瀑 落差60m | 訪問日 1999年 8月9日 2010年 4月6日 |
丹阿蘇谷を弧を描いて流れる黒川と南の南郷谷から流れる白川との合流点の北方 約1.5kmの地点にかかる阿蘇最大の滝。広大な阿蘇台地の水を集めて、周囲を断崖 で囲まれた広い滝壷へと、地を揺るがすような滝音をたてて一気に落下していく。 (訪れた時は水量がちょっと少ない) |
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鹿目の滝 (かなめのたき) |
熊本県人吉市 | 直瀑 雄滝 落差36m 雌滝 落差30m |
訪問日 2012年 11月27日 滝紀行へ |
舟下りで知られる急流球磨川の支流にかかる豪瀑。落差よりもこの滝をつくる柱 状節理の岩肌が印象的である。滝壷も深くて広い。この滝は雄滝と雌滝の二滝 により構成されており、雄滝は水量も多く落差もある。 |
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東椎屋の滝 (ひがししいや のたき) |
大分県宇佐郡安心院町 | 直瀑 落差85m |
訪問日 2012年 11月28日 滝紀行へ |
安心院(あじむ)町の南東部、駅館(やつかん)川上流、津房川の支流である滝川に かかる大滝で、新耶馬溪溶岩の柱状節理の絶壁から一気に下ってくる。西椎屋の滝、 福貴野の滝とともに「宇佐の三滝」と呼ばれる。西椎屋の滝に比べ水量は少なく優しい 表情の滝である。滝裏の壁面には観音石像が安置され、滝と滝壷は観音信仰の霊場 となっている。 |
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原尻の滝 |
大分県大野郡緒方町 | 渓流瀑 落差20m 幅120m | 訪問日 2012年 11月26日 滝紀行へ |
緒方川本流いっぱいにかかるスケールの大きいやや馬蹄形の滝である。田園の中 にある渓流瀑で、阿蘇溶岩の節理からなるこの滝は「豊後のナイアガラ」と呼ばれてい る。滝の幅が広いため、川の流水量によって滝の様相は変わるが、梅雨時に川幅いっ ぱいに流れる光景は壮大である。 |
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震動の滝 |
大分県玖珠郡九重町 | 直瀑 落差83m | 訪問日 2006年 11月22日 2010年 4月5日 |
久重山群の高峰、久住山、大船山を水源とする鳴子川渓谷にあって、巨大な絶壁を 割って落下している。この滝は大分県でも一、二を争うほどの大瀑で、轟音が付近の 山野を震動させるほど激しいため、この名がついたといわれている。この渓谷には、震 動の滝(男滝)の他に、女滝、子滝、孫滝も並んでかかっている。 |
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男滝 女滝 |
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西椎屋の滝 (にししいやのたき) |
大分県玖珠郡玖珠町 | 直瀑 落差80m | 訪問日 2012年 11月28日 滝紀行へ |
駅館(やつかん)川の支流、恵良川の谷奥にかかる大滝で、椎屋耶馬溪の溶 岩台地の断崖に落ちる。東椎屋と並ぶ「宇佐の大瀑」の一つ。伝えでは、この滝 壷に住む大蛇が悪さをするので時の国司が社を建てて竜神を祀ったという。 |
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関之尾滝 (せきのおのたき) |
宮崎県都城市関之尾町 | 分岐瀑 落差14m |
訪問日 2012年 11月27日 滝紀行へ |
庄内川にかかる滝で、大滝、男滝、女滝の3つの滝からなる。落差は14mと少ない。 が、幅が40mにも及ぶ堂々とした滝である。峨々とした岩々の間を壮絶な水の集塊 があふれる。滝上には甌穴群がずらりと連なっていて、世界にも類がないといわれる。 |
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矢研の滝 (やとぎのたき) |
宮崎県児湯郡都農町 | 分岐瀑 落差73m | 訪問日 2012年 11月26日 滝紀行へ |
尾鈴山系には三十余の滝々があり、その中でも名貫川の上流域にあるこの滝が最も 有名である。伝えでは神武討征の折、この地で矢尻を研いだということで滝名が付い ている。山中には大瀑の白滝をはじめ美しい名の若葉の滝などが、深い緑の中を落 下している。 |
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行縢の滝 (むかばきのたき) |
宮崎県延岡市行縢町 | 直瀑 落差77m |
訪問日 2012年 11月26日 滝紀行へ |
滝の多い宮崎県下でも名瀑中の名瀑。滝は行縢山の山頂付近の窪んだあたりから 大絶壁を一気に下ってくる。因みに、行縢とは戦国の武将が馬に乗るとき腰当てにし た毛皮のことで、遠望した山容がこれに似ていたことからこの山名がついた。 |
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真名井の滝 |
宮崎県西臼杵郡高千穂町 | 直瀑 落差17m |
訪問日 1999年 8月9日 |
神話のふるさと高千穂、その高千穂峡は、阿蘇溶岩が五ヶ瀬川に浸食されてで東西 約7kmにわたって、高さ約80mの断崖が続く地形である。真名井の滝は、この高千 穂峡にかかる美しい滝。柱状節理の岩盤を潜流してきた清水が、中腹から滝をつくっ て五ヶ瀬川へと注ぎ込んでいる。 |
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龍門滝 |
鹿児島県姶良郡加治木町 | 直瀑 落差46m 幅43m | 訪問日 2012年 11月27日 滝紀行へ |
網掛川にかかる滝で、幅が広く、岩肌の上を滑るように滝壷に落ちる水は豪快そのも のである。その昔、唐人が「漢土の龍門の爆(たき)を見るがごとし」と賞したことから、 この名が付いたといわれている。 |
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大川の滝 (おおこのたき) |
鹿児島県熊毛郡屋久町(屋久島) | 分岐瀑 落差88m | 訪問日 2005年 2月26日 滝紀行へ |
九州の最高峰、屋久島の宮之浦岳を水源とする大川にかかる大滝。照葉樹林と粘 板岩の崖を、豪快な水しぶきを上げて一気に流れ落ちる。滝壷に至った滝水はすぐに も海に流れ込む。 |
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マリユドゥの滝 |
沖縄県八重山郡竹富町(西表島) | 渓流瀑 落差20m | 訪問日 2009年 3月2日 |
沖縄本島に次ぐ大きさを持つ西表島、沖縄県で最大の川、裏内川の中流域にかかる いかにも南国の滝。水量が豊かで二段になって流れ落ち、下段は広く深いエメラルド グリーンの滝壷をつくっている。マリユドゥとは「丸くて淀んだところ」という意味である。 |
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