滝紀行

                                                      2005.2.26

 
  屋久島への旅 3日間 のツアーに参加し、「大川の滝」と「千尋の滝」を見てくる。
 
  屋久島ツアー3日目の今日は、午前中に滝巡りをして、午後には島を離れて帰京する予定だ。今日は天気
 も良く、8時に宮之浦にあるホテルを出発。
  屋久島は周囲126.7kmのほヾ円形に近い島で、県道(77&78号線)が島を一周している。ここ宮之浦から大
 川の滝へは反時計回りで行く方が近いのだが、島の西側に位置する永田集落から栗生集落までの約20kmほどが
 (西部林道と呼ばれる)世界遺産登録地域にかかっていて、道幅が狭く、大型車通行止めとなっている。そのため、
 時計回りに走って行くことになる。車窓左手の海の向こうには種子島が見えている。まずは千尋の滝へ向かう


  島の南東を流れる鯛ノ川を渡ったところで右に折れ、途中、昨年、竜神の滝と名前が付いたばかりの小さな滝を右
 手に見ながら、狭い道を10分ほど登っていくと千尋の滝駐車場に着く。

  千尋の滝は、モッチョム岳の裾の巨大な花崗岩の岩盤を鯛之川がきざんで、壮大なV字谷の景観をつくりだし、そ
 の巨大な花崗岩の一枚岩のV字形の窪みを流れ落ちている。滝の落差は60mで、奥の二の滝は20m。そして、巨
 大な花崗岩の一枚岩は、何と400m×200mもある。 


           千尋の滝 

  駐車場からすぐのところにある展望台からその壮大な景色を眺めることができる。滝の近くまで行かれる道はある
 のだが、ツアー参加のためそんな時間はとれず、展望台から眺めるだけで我慢をする。


   千尋の滝   千尋の滝



  次いで、「日本の滝百選」に選ばれている大川の滝に向かう。車窓右手には、屋久島最南端の山、岩盤が露出し
 た
モッチョム岳(本富岳 940m)が見えている。暫く走ると今度は、山頂付近が亀が山に登っている形をしている珍
 しい山容の七五岳(1488m)が見えてくる。
  40分ほどで、前方に滝が見え、右手に入るとすぐ大川の滝の駐車場だ。


  大川の滝(おおこのたき)は大小200あまりあるという屋久島の滝のなかでも、最大の落差88mを誇る大きな滝
 で、険しい岩肌を流れ落ちる姿は迫力満点である。向かって左が男滝、右が女滝で日本の滝百選に選ばれている
 名瀑である。
  

           大川の滝 

         大川の滝 男滝   大川の滝 女滝

  滝壺近くまで行け、降り注ぐマイナスイオンいっぱいの水しぶきを浴びることができる。滝壺は緑で神秘的
 な色をしていて素晴らしい。


  大川の滝 大川の滝 男滝の滝壺 大川の滝 滝壷


  大川の滝を見て、県道を反時計方向に逆戻りをし、安房で昼食。安房港発13:10発の超高速船ジェットフォイル
 「トッピー3」という水中翼船で、
1.5mほど浮上して、最高時速80kmで航行するので、あまり大きな揺れもなく、
 2時間50分で種子島を経由して鹿児島まで連れていてくれる。
  種子島の西之表港を出るときに浮上に失敗をし、戻ってやり直すというパップニングがあり、また強い北風の影響
 もあり15分遅れで鹿児島港北埠頭に到着。今日は桜島がよく見える

    
  鹿児島港からはバスで鹿児島空港へ。途中、九州道を走るバスの車窓から、これも日本の滝百選に選ばれている
 加治木町の「龍門の滝」を見ることができる。この滝には、別の機会にゆっくり来ることにする。鹿児島空港からは、
 定刻19:50発 JAL1878便にて羽田へ。定刻より5分早く羽田に着陸。23時、無事我が家に帰着。



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