2010.4.4〜6


 第日目(4/5 MON) 

今日も天気はまずまずだ。温泉に浸かり、ゆっくり朝食を摂り、9:00に宿をスタート。金麟湖の近くの駐車場に車を止め、湯布院の町を散策することにする。

 まず、湯布院のシンボルとも云われる金麟湖の畔を一回りする。そのあと、九州湯布院民芸村、九州自動車歴史観や民芸品店、土産物屋が並ぶ街並みをブラブラする。

金  麟  湖
 湖底から温泉と冷泉が湧くため、冬でも水温が高く、朝夕には湯煙が立ち、幻想的な景色が広がる。湖の魚の鱗が夕日に照らされ金色に輝くことから名づけられた。 湖畔にある混浴の共同浴場「下ん湯」。

湯布院の街中
 九州各地の民芸・民具を集めた博物館、九州湯布院民芸村の入口の「家老屋敷の門」。  九州湯布院民芸村付近の民芸品店や土産物屋が並ぶ街並み。


喫茶店で一休みして、日本一の吊橋「九重“夢”大吊橋」へ向う。水分峠で国道210号線からやまなみハイウェイに入り、およそ40分ほどで大吊橋の北方ゲート前に到着。

九重“夢”大吊橋
 鳴子川渓谷に架かる、高さ173m(水面より)、長さ390mの、歩行者専用橋としては日本一の高さと長さを誇る吊橋である。2006年10月30日に開通。橋からは、日本の滝百選のひとつ「震動の滝」や、紅葉の美しい九酔渓(鳴子川渓谷)の雄大な景色を望むことができる。


 吊橋を渡るのだが、高所恐怖症のHiroにとっては、こわ〜い・・・。何とか渡りきり、反対側の中村ゲート側の食堂で昼食を摂る。

振動の滝(吊橋の上より)
 大分県でも一、二を争うほどの大瀑で、轟音が付近の山野を震動させるほど激しいため、この名がついたといわれている。 雌滝 落差:98m 雄滝 落差:83m


 日本の滝100選に選ばれている「振動の滝」展望所まで行って滝を見て、再び吊橋を渡り、車へ戻る。

 やまなみハイウェイを走り、標高1333mと、やまなみハイウェイの中の最高点である牧の戸峠を越え、瀬の本高原から右に折れ442号線を5kmほど走ると黒川温泉だ。今夜の宿、「いやしの里 樹やしき」に15時と早めの到着。

黒  川  温  泉
 田ノ原川に沿った静かなたたずまいの温泉。硫黄泉の湯は切り傷に特効がある。温泉街の中央に共同浴場の薬師湯があり、それを囲むように風情ある旅館が並んでいる。  この地に古くから伝わる「首なし地蔵」の話で知られる地蔵を祀った堂。温泉めぐりのできる「入湯手形」(1枚で3箇所の温泉に入れる)がぶら下がっている。
温泉街の中心部にある「いご坂」 ここが筑後川の源流。


 一休みして、温泉街をブラブラしてくる。ここでは、「入湯手形」で24軒の旅館の中から好きな温泉3ヶ所に入ることができる湯めぐりの仕組みがあるが、宿の温泉で十分で、湯めぐりはしなかった。

 今夜もまた、のんびりと温泉に浸かり、賑やかに小宴会?そしてまた一風呂浴びておしゃべりと、話は尽きないものだ・・・



 第3日目(4/6 TUE) 

今日は天気もよく暖かい日になるとのこと、ゆっくりと朝食を済ませ、9:00にスタート。国道442号線から小国町で国道212号線に入り、外輪山を抜け広大なカルデラの中に入って行く。阿蘇駅前から阿蘇パノラマライン防中線に入り、10:10頃、草千里ヶ浜展望所に到着、小休止する

阿蘇のカルデラ
 東西16km、南北24km、 周囲120kmに及ぶ阿蘇カルデラ。草千里ヶ浜展望所より米塚、内牧方面と外輪山を望む。

草千里ヶ浜と烏帽子岳
 草千里ヶ浜は烏帽子岳の北麓に広がる、直径約1kmの円形の草原。もとは火口で、くぼ地に雨水が溜まってできる池は気候によって水が増減する。


阿蘇中岳火口へは阿蘇山ロ−プウェーか有料の阿蘇山公園道路で行くのだが、我々は、車で行くことにする。

阿 蘇 中 岳 火 口
 阿蘇山は、最高峰の高岳(1,592m)と中岳(1,506m)、根子岳(1,408m)、烏帽子岳(1,337m)、杵島岳(1,270m)の阿蘇五岳の通称である。
 阿蘇五岳のなかで、今なお活発に火山活動を続けているのが中岳。7つの火口からなり、絶えず噴煙を噴き上げているのが第一火口。直径600m、深さ150mの火口で、煮えたぎる溶岩は1000度を越すといわれる。
 ガスの発生状況を知らせる案内板。ガスの濃度により立入等が制限される。今日は緑で安全だ。  緑色に見える「湯だまり」と呼ばれる火口湖は雨水が溜まったものである。

阿 蘇 中 岳 第 7 火 口
中岳にある7つの火口の一つで、現在は噴火活動はしていない。

阿蘇中岳、火口西駅より
烏帽子岳、ロープウェーの阿蘇山西駅、草千里方面を望む。


火口周辺を見て、車に戻り、パノラマライン吉田線を下り南阿蘇に出て、325号線を右折し、熊本市方面に向かう。阿蘇大橋を渡ったところで車を停め、数鹿流ヶ滝を見ていく。展望所まで5分ほど歩くと、ここも日本の滝100選に選ばれている滝を見ることができる。

数 鹿 流 ヶ 滝
 阿蘇谷を弧を描いて流れる黒川と南の南郷谷から流れる白川との合流点の北方約1.5kmの地点にかかる阿蘇最大の滝。 落差:60m  徳富蘆花が明治31年に発表した作品、青山白雲の中の一編「数鹿流の滝」にちなんだ徳富蘆花文学遺跡の碑と滝。


この後は、国道57号線を熊本市内まで走り、熊本城の二の丸駐車場に車を停める。県立美術館のレストランで昼食を摂った後、熊本城を見学する。

熊本城 天守閣
 熊本城は、肥後半国の領主として熊本に本拠を置いた加藤清正によって築かれた。築城は慶長6年(1601)に始まり、同12年(1607)に完成したといわれている。
 天守閣は茶臼山の最高所、標高50mの天守台に築かれ、大小2つの天守からなる。大天守は、石垣の上に大根太を張り出して建物がその上に乗り、どっしりした印象を与えている。四面に優雅に反った千鳥破風を配し、最上階の南北には唐破風を据えている。小天守は大天守成立後に増築されたもので、景観を考慮し西にずらして建てられている。


熊本城 宇土櫓 熊本城 本丸御殿
 創建当時から残る唯一の多層櫓。本丸の西北隅、20mの高石垣の上に建つ3層5階地下1階、地上約19mの櫓で、天守並みの構造と大きさを誇る。  往時の本丸御殿には、藩主の居間、対面所(接客の場)や台所等の機能が備わっていたが、平成20年、大広間(対面所)、数寄屋(茶室)と大御台所が復元された。


 熊本城を見学した後は、九州自動車道を走り、途中、広川SAで小休止をして、17:00福岡空港に到着。レンタカーを返し、福岡在住のMさんとはここでお別れ。

 夕食に、博多ラーメンを食べ、19:20発のフライトで、定刻21:00に羽田空港に到着、ここで解散。
 
 今回の旅は、中学の同級生ということで、お互い気心もしれており、お天気もまずまず、桜も満開、それに良い温泉に美味しい料理と、とても楽しい旅でした。 

                                                           おわり


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