2011.11.14〜20

          感動のアンコールワットと     魅惑のベトナム2都物語 7日間  

    1日目 べトナム・ホーチミンへ 市内観光

 
   ・2日目 メコン川クルーズ、ホーチミン→シェムリアップへ 

    
・3日目 アンコールワット他、アンコール遺跡の観光

    
・4日目 アンコール・トム観光、トレンサップ湖クルーズ

    ・5日目 ハロン湾観光(ディナークルーズ)

    ・6日目〜7日目 ハノイ市内観光〜帰国

日目(11/17 THU)   アンコール・トム観光、トレンサップ湖クルーズ

 今日は早起きをして、アンコールワットの朝日鑑賞だ。日の出が6時頃というので、4時40分に起き、5:10ホテルを出発、星も見えていて期待できそうだ。5時半にはアンコールワットの中の聖地のほとりに陣取り、日の出を待つ。結構大勢の人が集まっている。
 今は、太陽は中央祠堂よりかなり右手の方から上っているが、年に2回(春分の日と秋分の日)中央祠堂の所から上るのだそうである。

朝 焼 け の ア ン コ ー ル ワ ッ ト



ア ン コ ー ル ワ ッ ト の 日 の 出


 感動的な朝日鑑賞をしてホテルへ戻り、朝食を摂り、8:00に出発。アンコール・トム見学へ。アンコール・トムは大きな王都を意味し、アンコール・ワット建設の半世紀後の12世紀末に建設された都市で、一辺3kmの堀と、高さの8m城壁で囲まれている。外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっている。

ア ン コ ー ル ・ ト ム
 アンコールトム内は広いので、このように、ゾウやカンボジアでもメジャーな乗り物、トゥクトゥクで回る人もいる。

 
 門から堀を結ぶ、乳海攪拌を模したナーガになっている欄干をもった橋を渡り、四面に観世音菩薩の彫刻が施されている塔門・南大門を潜り、アンコール・トムの中央にある、バイヨンへ向かう。

ア ン コ ー ル ・ ト ム(南 大 門)
門は塔になっていて、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されている。


 バイヨン寺院はジャヤヴァルマン7世によって造られた仏教寺院で、メール山(須弥山)を象徴化していて、二重の回廊と中央祠堂を囲む16基の尖塔から構成されている。多数の塔には合計196面 の観世音菩薩の面が彫られているといわれている。

ア ン コ ー ル ・ ト ム(バイヨン寺院)
バイヨン寺院の中心部  観世音菩薩の面が彫られている塔


 東門から第一回廊に入る。東西約160m、南北約140mの第一回廊の壁画は、12世紀の人々の生活模様が多数描かれている。漁、狩り、炊事、闘鶏、将棋に相撲などなど・・・
 東面南側及び南面の壁面を見ながら内部に入り、中央祠堂など、色々な表情をした観世音菩薩の面を持つ塔を見て北門を出る。

ア ン コ ー ル ・ ト ム(バイヨン寺院)
バイヨン 第一回廊 第二回廊南面と中央祠塔
第二回廊南面の塔の観世音菩薩の面 バイヨン中央祠堂


 王宮へ向う。左手に、「隠し子」という意味を持つ、バプーオンを見て進み、南北に約300m続く象のテラスに面した王宮前の広場に出る。広場の前には、12基の小塔が並ぶ、プラサット・スール・プラットが建っている。

アンコール・トム(バプーオン) アンコール・トム(プラサット・スール・プラット)
 この遺跡は、11世紀半ばに建立された、3層からなるピラミッド型寺院で、歴代の王を祀った王家の菩提寺であって、建立当時は50mほどの塔もち、バイヨンより高かったといわれている。今崩れ落ちてしまい、その面影をわずかに残すのみである。  「綱渡りの塔」という意味の12基の小塔が並ぶ、プラサット・スール・プラット


 象のテラスは、アンコール・トムの中心部にあり、王が謁見するためのテラスである。テラスの壁一面に象が彫刻されているので、象のテラスと言われる。

アンコール・トム(象のテラス)


 象のテラスの中央部分(王のテラスと呼ばれる)からは、王宮入口の東塔門へと続いている。この門より西側に、東西約600m、南北約300mの周壁に囲まれて、アンコール期を通じて王宮があったとされている。
 東塔門を潜ると、ピミアナカス(天上の宮殿)、男池、女池、王宮跡などが残っている。

ア ン コ ー ル ・ ト ム(王 宮 跡)
王宮入口の東楼門  11世紀初頭に建設された王宮寺院、ピミアナカス。三層の基壇の上に主祠堂が建てられている。


 王宮跡を出て、象のテラスの北側にあるライ王のテラスへ。このテラスの上でライ王の彫像が発見されたことが命名の由来である。ライ王とは蛇を殺してその返り血を浴びてライ病になってしまったという説の王だが、ひげと牙があるので閻魔大王であるという説もある。テラス上にはライ王像があるが、レプリカで、実物はプノンペンの国立博物館にあるのだそうである。

ア ン コ ー ル ・ ト ム(ライ王のテラス)
ライ王のテラス ライ王の像


 これで、アンコール・トムの見学は終わり、オールドマーケットに。シェムリアップの南側にある市場で、小規模ながら朝7時から夜まで、地元の買い物客や外国人ツーリストで賑わっている。

シェムリアップ(オールドマーケット)
オールド・マーケットの全景  市場の中で食事もできる
色鮮やかな果物や野菜が山盛りだ オールドマーケット前を流れるシェムリアップ川


 混雑しているマーケットの中をブラブラと見て歩いた後、レストラン「NEW BAYON」で昼食。一旦ホテルに戻り、1時間半ほど休憩。連日晴天で30度を越す暑さの中、遺跡めぐりは結構歩くので、この休憩は助かる。休憩後はトレンサップ湖クルーズへ。

トレンサップ湖クルーズ
 トレンサップ湖の水路を通って、湖上の民家や学校、商店などの水上家屋や養殖場を見学するクルーズ。


 トレンサップ湖はカンボジアの中央に位置する大湖で、「伸縮する湖」といわれ、乾季には琵琶湖の4倍(約3000ku)の大きさだが、雨季には3倍にまで膨れ上がるのだそうである。今は雨季が終わり乾季になったところなので、かなり広くなっているのではないか・・・

トレンサップ湖クルーズ
湖上に浮かぶ商店 新築中の水上家屋
この建物は学校、通学は舟で。 湖上の民家で生活する水上生活者


 トレンサップ湖では、古来より漁業が盛んで、湖には、水上家屋や養魚場がある。学校や、ホテル、レストランもある。水上生活者は皆、舟で移動し、小さな船に乗って、クルーズ船に水やジュースなどを売りに着たりしている。

トレンサップ湖クルーズ
 養殖場の屋上から見るトレンサップ湖

トレンサップ湖クルーズ
乾季にはここには道路が通っている 湖上のレストラン
 小さな船に乗って、クルーズ船に水やジュースなどを売りにくる。  子供も、タライ舟を巧みに操って、物を売ったり、首に巻いた蛇を見せて稼いでいる。
舟で色々なものを売っている トレンサップ湖クルーズの下船場


 およそ1時間のトレンサップ湖クルーズを終え、中華料理の夕食の後、シェムリアップ国際空港より空路でハノイへ。

シェムリアップ国際空港
シェムリアップ国際空港 夜のターミナル  ハノイに向かう搭乗機、ベトナム航空VN834便 A312。


 機材の清掃が遅れ、約30分遅れて離陸。1時間40分のフライトでハノイ、ノイ・バイ国際空港に到着、入国審査、通関後バスにてホテルに着いたのは日付が変わる頃であった。


                                               <5日目につづく>


                      
 
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