第4日目(11/17 THU) アンコール・トム観光、トレンサップ湖クルーズ
今日は早起きをして、アンコールワットの朝日鑑賞だ。日の出が6時頃というので、4時40分に起き、5:10ホテルを出発、星も見えていて期待できそうだ。5時半にはアンコールワットの中の聖地のほとりに陣取り、日の出を待つ。結構大勢の人が集まっている。
今は、太陽は中央祠堂よりかなり右手の方から上っているが、年に2回(春分の日と秋分の日)中央祠堂の所から上るのだそうである。
朝 焼 け の ア ン コ ー ル ワ ッ ト |
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ア ン コ ー ル ワ ッ ト の 日 の 出 |
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感動的な朝日鑑賞をしてホテルへ戻り、朝食を摂り、8:00に出発。アンコール・トム見学へ。アンコール・トムは大きな王都を意味し、アンコール・ワット建設の半世紀後の12世紀末に建設された都市で、一辺3kmの堀と、高さの8m城壁で囲まれている。外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっている。
ア ン コ ー ル ・ ト ム |
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アンコールトム内は広いので、このように、ゾウやカンボジアでもメジャーな乗り物、トゥクトゥクで回る人もいる。 |
門から堀を結ぶ、乳海攪拌を模したナーガになっている欄干をもった橋を渡り、四面に観世音菩薩の彫刻が施されている塔門・南大門を潜り、アンコール・トムの中央にある、バイヨンへ向かう。
ア ン コ ー ル ・ ト ム(南 大 門) |
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門は塔になっていて、東西南北の四面に観世音菩薩の彫刻が施されている。 |
バイヨン寺院はジャヤヴァルマン7世によって造られた仏教寺院で、メール山(須弥山)を象徴化していて、二重の回廊と中央祠堂を囲む16基の尖塔から構成されている。多数の塔には合計196面
の観世音菩薩の面が彫られているといわれている。
ア ン コ ー ル ・ ト ム(バイヨン寺院) |
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バイヨン寺院の中心部 |
観世音菩薩の面が彫られている塔 |
東門から第一回廊に入る。東西約160m、南北約140mの第一回廊の壁画は、12世紀の人々の生活模様が多数描かれている。漁、狩り、炊事、闘鶏、将棋に相撲などなど・・・
東面南側及び南面の壁面を見ながら内部に入り、中央祠堂など、色々な表情をした観世音菩薩の面を持つ塔を見て北門を出る。
ア ン コ ー ル ・ ト ム(バイヨン寺院) |
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バイヨン 第一回廊 |
第二回廊南面と中央祠塔 |
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第二回廊南面の塔の観世音菩薩の面 |
バイヨン中央祠堂 |
王宮へ向う。左手に、「隠し子」という意味を持つ、バプーオンを見て進み、南北に約300m続く象のテラスに面した王宮前の広場に出る。広場の前には、12基の小塔が並ぶ、プラサット・スール・プラットが建っている。
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アンコール・トム(バプーオン) |
アンコール・トム(プラサット・スール・プラット) |
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この遺跡は、11世紀半ばに建立された、3層からなるピラミッド型寺院で、歴代の王を祀った王家の菩提寺であって、建立当時は50mほどの塔もち、バイヨンより高かったといわれている。今崩れ落ちてしまい、その面影をわずかに残すのみである。 |
「綱渡りの塔」という意味の12基の小塔が並ぶ、プラサット・スール・プラット |
象のテラスは、アンコール・トムの中心部にあり、王が謁見するためのテラスである。テラスの壁一面に象が彫刻されているので、象のテラスと言われる。
アンコール・トム(象のテラス) |
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象のテラスの中央部分(王のテラスと呼ばれる)からは、王宮入口の東塔門へと続いている。この門より西側に、東西約600m、南北約300mの周壁に囲まれて、アンコール期を通じて王宮があったとされている。
東塔門を潜ると、ピミアナカス(天上の宮殿)、男池、女池、王宮跡などが残っている。
ア ン コ ー ル ・ ト ム(王 宮 跡) |
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王宮入口の東楼門 |
11世紀初頭に建設された王宮寺院、ピミアナカス。三層の基壇の上に主祠堂が建てられている。 |
王宮跡を出て、象のテラスの北側にあるライ王のテラスへ。このテラスの上でライ王の彫像が発見されたことが命名の由来である。ライ王とは蛇を殺してその返り血を浴びてライ病になってしまったという説の王だが、ひげと牙があるので閻魔大王であるという説もある。テラス上にはライ王像があるが、レプリカで、実物はプノンペンの国立博物館にあるのだそうである。
ア ン コ ー ル ・ ト ム(ライ王のテラス) |
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ライ王のテラス |
ライ王の像 |
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