2011.5.16〜22


 ・1日目 サンフランシスコへ

 
・2日目 ヨセミテ国立公園へ1日観光

 
・3日目 セドナ〜グランドキャニオン

 ・4日目 グランドキャニオン、モニュメントバレー


 ・5日目 グランドキャニオン〜ラスベガス

 ・6日目 ラスベガス〜ロサンゼルス

 ・7日目、8日目 ロサンゼルス〜帰国

日目(5/19 THU)   グランドキャニオン、モニュメントバレー

 今日はやっと青空が顔を出してくれた。7:45ホテルを出発。昨夜の雪で白くなった木々を見ながら、グランドキャニオンのサウス・リムで最も東にあるデザート・ビューへ。

グランドキャニオン グランドキャニオン デザート・ビュー
 デザート・ビューへ向う州道64号線沿いは昨夜の雪でうっすらと雪化粧をしている。  サウス・リムで最も東にあるビュー・ポイント。


 デザート・ビューから、目の前に拡がる壮大な眺めは、素晴らしい!の一語に尽きる。

グランドキャニオン
 デザート・ビューからの眺望。 コロラド川がカーブする角にあり、残丘や蛇行するコロラド川がすぐ目の前に眺められる。

グランドキャニオン デザート・ビュー ウォッチ・タワー
 約800年前の先住民、アサナジ族の遺跡をもとに、1932年に再現したもので、グランドキャニオンの岩石で造られており、中には先住民の壁画が描かれている。塔の中には、螺旋階段がついていててっぺんまで登れるようになっている。


 デザート・ビューからの眺めを堪能したあとは、西部劇の舞台としてお馴染みのモニュメント・バレーへ。途中、キャメロンでトイレ休憩し、州道64号線から、国道89号線、160号線、163号線を約3時間のロングドライブで、モニュメント・バレーに到着。

グランドキャニオン〜モニュメントバレー
 州道64号線からは、リトル・コロラド川の渓谷が眺められる。  キャメロン付近のリトル・コロラド川。流れはほとんどない。


 モニュメント・バレー公園入り口にある、ジョン・フォード監督が撮影中は常に宿泊していたと言われるグールディングス・ロッジで、「ナバホ・タコス」の昼食。ジョン・フォード監督の作品などにまつわる展示などがされている博物館をチョッと見た後、小型のバスに乗り換えて、バレー・ドライブに。

グールディング・ロッジより

グールディング・博物館
 グールディング夫妻がこの地に住み始め、だんだんとナバホの人達の信頼を得て、トレーディングポスト(物々交換の場所)を営むようになった。 もともとはこの地を第二の故郷としていたグールディング御夫妻の住居だった建物で、ジョン・ウェインの数々の映画にまつわる展示がされている部屋や、1940年代の生活の様子を忠実に再現したリビングルームやキッチンを見ることができる。


 モニュメント・バレーは、アメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯の名称である。メサといわれるテーブル形の台地やさらに浸食が進んだビュートといわれる岩山が点在し、あたかも記念碑(モニュメント)が並んでいるような景観を示していることからこの名がついた。

 古くからのナバホ族居住地域で、居留地となった現在では、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されており、ナバホ族の聖地とも呼ばれている。

モニュメント・バレー


 そして、ここはまた、映画監督のジョン・フォードが、『駅馬車』や『捜索者』などジョン・ウェイン主演・西部劇の舞台として多数の映画撮影を当地で行っていることでよく知られている。

 バレー・ドライブは、レフト・ミトン、ライト・ミトン、メリック・ビュートなどと名付けられたビュート(平原の中で孤立した山)やジョン・フォード・ポイントなど、まさに西部劇の世界を、1時間半ほどかけてめぐる。『駅馬車』や『アパッチ砦』などの場面が浮かんでくる。

モニュメント・バレー
 このバスでモニュメント・バレーの中を巡っていく。  ホーガンと呼ばれる住宅で、伝統的に東に向きに建ち、外観の素朴なつくりとは対照的に内側は複雑に木材が組み込まれている。

モニュメント・バレー
 ジョン・フォード監督が好んで映画カメラを設置したモニュメント・バレーを一望できる場所は、ジョン・フォード・ポイント(John Ford's Point)と呼ばれ有名なビュースポットとなっている。

モニュメント・バレー
 スリー・シスターズ ジョンウェイン・ブーツ(左)

モニュメント・バレー
 トーテム・ポール レフト・ミトン(左)、ライト・ミトン(中)、メリック・ビュート(右)


 モニュメント・バレー観光のあとは、来た時と同じ道をグランドキャニオンまで戻り、ビュー・ポイントのマザー・ポイントからヤバパイ・ポイントまで、雄大な峡谷美を見ながら散策。

グランドキャニオン マザー・ポイント
 自然の岩を利用して造られた展望台が設置され、16km前方にノース・リムの真っ直ぐな地平線が見える。谷間にいくつもの残丘が重なる風景は、自然の威力を感じさせる。

グランドキャニオン
マザー・ポイントからの展望

グランドキャニオン
マザー・ポイントからの展望
ヤバパイ・ポイントからの展望


 ヤバパイ・ポイントで、グランドキャニオンに沈む夕日を観る予定であったが、残念ながら雲がかかり観ることができなかった。
 ヤバパイ・ポイントからは円内を巡回している無料シャトル・バスでマザー・ポイントの近くのインフォメーション・プラザまで戻る。

グランドキャニオン
 円内を巡回している無料シャトルバス。ヤバパイ・ポイントにて。  グランドキャニオンのサンセット。 キャニオン・ビュー・インフォメーション・プラザにて。


 ホテルに戻り、昨日と同じレストランで夕食。

                                               <5日目につづく>

                      
inserted by FC2 system