聖地サンチャゴとポルトガル 8日間の旅

                                                            2019.8.23〜30


 1日目 ヘルシンキへ〜市内観光

 
・2日目 ポルヴォー観光

 ・3日目 〜ストックホルム〜市内観光
       〜コペンハーゲンへ

 ・4日目 コペンハーゲン市内観光〜オスロへ

 ・5日目 オスロ市内観光〜ソグネフィヨルド地区

 ・6日目 フィヨルドクルーズ観光〜オスロ

 ・7日目、8日目 ヘルシンキ経由にて帰国


第2日目(8/24 SAT)   ポルヴォー観光

 今日は昨日とうって変わり晴天だ。午前中は、オプショナルツアーで、ヘルシンキ近郊のフィンランドで2番目に古い町ポルヴォーの観光に出かける。ホテルを8:00出発し、市内の元老院広場でフリータイム組を降ろし、ポルヴォーに向かう。

 およそ1時間でポルヴォーに到着。 ポルヴォーは、スウェーデン王エリクソンによって1346年に設立された、フィンランドで2番目に古い町。その名はスウェーデン語のBorgaを語源とし、「川の要塞」の意味を持っている。11世紀頃に木造の要塞が造られていたのだが、16世紀初頭に壊されたが、それでもなお、街全体に昔の面影を残している。

 旧市街の駐車場でバスを降り、市街の散策を始める。まず、市街の入り口になる橋の上へ。橋の上を通る道路の左手が旧市街で、右手が新市街になっている。橋の上からは、ポルヴォーの街のシンボルとして知られている、ポルヴォー川に沿って並ぶ木造倉庫群が眺められる。スウェーデン王に敬意を示すために赤く塗られている。

ポルヴォー
ポルヴォー川に沿って並ぶ木造倉庫群
 赤壁倉庫の並びに建つ、1902年につくられた4階建の赤レンガ倉庫は、今ではカフェ&バー ポルヴォーン・パーハティモ(Bar & Cafe Porvoon Paahtimo)になっていて、自家焙煎のコーヒーと川沿いの小舟のテラス席が人気。


 旧市街に戻り、丸い石が敷き詰められた石畳の小道を歩き、旧市庁舎前広場から坂を上り、丘の上にそびえる大聖堂へ。

ポルヴォー 旧市街
旧市街の街並み、丸い石が敷き詰められた石畳の小道。
 大聖堂の前に立つ、キーアラの生まれの画家、アルベルト・エーデルフェルトの胸像。 大聖堂の前からポルヴォーの川を臨む景色


 14世紀始めに建てられた大聖堂は、数百年の歴史の中で、2006年の放火も含め、5回も全焼している。2006年には外壁の大半が焼失してしまい、現在の大聖堂は、2年がかりで再建されたもの。真っ白な漆喰の壁と山形の切妻屋根がとても印象的だ。

ポルヴォー 大聖堂
大聖堂の横にある、小さな教会(右)と鐘塔(左)


 ゴシック様式の大聖堂の中には大きなパイプオルガンがあり、とがったアーチの天井には星型模様の装飾が施され、黄金のシャンデリアが飾られている。そして最後の晩餐のレプリカも飾ってある。

ポルヴォー 大聖堂


 大聖堂の見学を終え、石畳の小道を戻り、旧市庁舎前広場にでる。旧市庁舎は、1760年の火災の後1764年に造られたフィンランド最古の市庁舎。現在はポルヴォー歴史博物館になっていて、ポルヴォーほか東ウーシマー地方の歴史、絵画、中世の衣装や家具、テキスタイルや陶器、ジュエリーなどが展示されている。

ポルヴォー 旧市庁舎


 旧市庁舎前広場では、青空マーケットが開かれていた。

ポルヴォー 旧市庁舎前広場

ポルヴォー 新市街
ポルヴォーの新市街方面を見る


 およそ1時間20分ほどの古い街並みの散策を終え、ヘルシンキ市内へ戻る。

 午後は空路でスウェーデンストックホルムに向かう予定なので、元老院広場前で、フリータイム組と合流し、ヘルシンキ国際空港に行く。

 北欧5か国はシェンゲン協定(国境検査なしで国境を越えることを許可する協定)加盟国なので、出国検査なしで、セキュリティーチェックのみでストックホルム行きAY0809便の搭乗口へ。
 ここまでは予定通り順調に来たのだが、ここでハプニングが。およそ1時間ほど待たされて搭乗が開始され、機内入りかけたところで、すでに機内に入っていた人たちが戻ってきた。なんと、機材の問題で、この便は欠航になるとのことだ。

 この便の乗客は、次の便以降の便に振り替えられるのだが、我々一行は添乗員さんを含め40名と大勢なので、今日の便には乗れず、明日の1便(7:55発)と2便(8:55発)に分乗してストックホルムに行くこととなった。しかも預けた荷物は受け取れずだ。

 そんな訳で、フィンランド航空会社が用意してくれた、空港近くのホリデー・イン ヘルシンキ-ヴァンター エアポートに泊まり、翌早朝の出発となった。



                                                      <3日目につづく>

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