2014.3.5〜15

  ・1日目 ロサンゼルスへ
  ・2日目 サンサルバドル(乗継)〜リマ(乗継)
  ・3日目 リマ〜アスンシオン〜イグアスの滝観光
  ・4日目 イグアスの滝(アルゼンチン側)観光
  ・5日目 イグアス移住地〜アスンシオン(パラグアイ)
  ・6日目 リマ〜クスコ観光〜ウルバンバ(ペルー)
  ・7日目 マチュピチュ観光
  ・8日目 クスコ〜リマ市内観光
  ・9日目 ナスカ地上絵観光
  ・10日目 リマ〜サンサルバドル(乗継)〜ロサンゼルス
  ・11日目 ロサンゼルス〜帰国

第6日目(3/10 MON)   リマ〜クスコ市内観光〜ウルバンバ(ペルー)

 今日はパラグアイからペルーへ移動だ。早朝4:00にホテルを出発。まず、アスンシオンのシルビオ・ペティロッシ国際空港7:10発のAV906便(E190機)でリマまでおよそ4時間弱のフライトだ。リマでペルーへの入国を済ませ、国内便に乗り継ぐため、再度セキュリティー・チェックを受け、12:00発AV807便(A320機)にてクスコへ、およそ1時間のフライトだ。

アスンシオン〜リマ リマ(ペルー)
 アンデス山脈の上空を飛行(AV906便の機内より)。  クスコ(ペルー) アレハンドロ・ベラスコ・アステテ空港 ターミナル。


 標高3399mの高地にあるクスコは11〜12世紀頃に建設され、太陽神を崇拝するインカ帝国の都として栄えた。ケチュア語で「ヘソ」を意味するクスコには、帝国内のあらゆる地方から人々が集まり、まさに世界の中心地とされていた。
 しかし、16世紀になるとスペイン人の征服がクスコにも及び、インカ帝国は一瞬にして崩壊する。征服者たちは、太陽の象徴である黄金で彩られた神殿や宮殿を破壊し、金銀を手当たりしだい略奪してインカが築いた精巧な礎石の上にスペイン風の教会を建設していった。インカ時代の美しく精巧な石組みと、スペインのコロニアルな建築物が融合したクスコには独特な雰囲気が漂う。

 クスコでは大型バスが走れないので、中型のバス2台に分乗し市内観光をすることに。まずは、街の中心であるアルマス広場へ。観光の前に広場に面したレストランで昼食をとった後観光だ。

クスコ(ペルー)
アルマス広場

 スペイン式の町づくりは、中心にアルマス広場をおくことから始まった。しかしインカ帝国の町づくりも広場が中心だった。このアルマス広場もインカ帝国時代にはワカイバタ、アウカイバタと呼ばれるふたつに区切られた広場になっており、広場には金銀でできた像がいくつも立っていたのである。

クスコ(ペルー) アルマス広場
カテドラル アルマス広場に面して建つカテドラルは、インカ時代のピラコチャ神殿の跡に建てられたもの。1550年に建設が始まって完成したのは100年後という。屋根には1659年につけられた南米で一番大きな鐘があり、その深い響きは、遠く40km先まで届くという。 コンパニーア・デ・ヘスス教会 アルマス広場に面し、かつてインカの第11代皇帝ワイナ・カパックの宮殿があった場所に建てられた。今ある教会は1650年の地震のあとに再建されたもの。


 クスコは標高が3399mと富士山の八合目とほぼ同じなので、高山病対策として、観光に際してゆっくり歩くことと、深呼吸をするようにと現地のガイドさんに教えられる。

 アルマス広場周辺のカテドラルや教会、そして、精巧な石壁に囲まれた道 アトゥンルミヨク通りでは「12角の石」を見学する。 

クスコ(ペルー) アルマス広場
 カテドラルの左側に隣接するヘスス・マリア教会  カテドラルの右側に隣接するエル・トリウンフォ教会。この協会は1536年の建立で、クスコで最初の教会。

クスコ(ペルー) アルマス広場
 アルマス広場に面した民芸品店やレストランの回廊。  アルマス広場に面した民芸品店やレストランと山裾に広がる家並み。

クスコ(ペルー) アルマス広場周辺
ラ・メルセー教会・修道院 ドーム型の屋根を持つ塔が目を引く教会。1534年に建てられたが地震で壊れ、今あるのは17世に建てなおされたもの。  カテドラルのすぐ南側の、アトゥンルミヨク通りにつづく細い路地。
 精巧な石壁に囲まれた道アトゥンルミヨク通り。インカの石組みの技術は素晴らしく、セメントなどを使用しないで、純粋に石を組み合わせて出来ており、微妙に斜めにして支えあうように組み合わさって頑丈に組み立てられている。 12角の石 アトゥンルミヨク通りの宗教美術博物館の外壁に組み込まれた12の角を持つ石。周りの石との隙間を埋めるために複雑に入り組んだ形をしていてインカ時代の加工技術の高さを示している。
 何故12角なのか?は、12ヶ月を表している!12人いる皇帝の一族を意味している!等の説があるそうだ。


 アルマス広場周辺の観光を終え、早めに今夜の宿泊地ウルバンバへ向かう。途中、標高3800mのアンデスの高地を通過し、およそ1時間強走り、17:50ウルバンバのホテルに到着。クスコでは高山病にもかからず、ここウルバンバは2800mでクスコより低いので大丈夫だ。

クスコ〜ウルバンバ
途中、のどかな高原や静かな谷沿いを走って行く。 ウルバンバの街


 ホテルのレストランで夕食を摂ったあと、ここは南半球なので南十字星が見えるはずで、星空を眺めてみたが、どれなのか分からなかった。残念!明日も早い出発なので、早めに休むことにする。

ウルバンバ
宿泊したホテル「マベイ ウルバンバ」のロビーにはマチュピチュ遺跡の大きな絵が。  ホテルの玄関前で民芸品を売っている。


                                               <7日目につづく>

                       
 
inserted by FC2 system