2008.5.20〜29


日目(5/28 WED)   マドリッド〜アランフェス〜マドリッド〜帰国

 今日はいよいよスペインでの最終日だ。帰りの便が16:00発なので、午前中は自由行動。かみさんと私はオプショナル・ツアーでアランフェス観光に行く。娘はマドリッドの街を歩くという。

 今回の旅行は天候に恵まれ、今日もよい天気だ。8:30ホテルを出発、M-30号線からA-4号線を走り、約50分で緑豊かな王家の保養地アランフェスに到着。

 アランフェスは、タホ川のほとりに壮麗なたたずまいを見せる王宮がある街で、ホアキン・ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」で知られている。16世紀に建てられた王宮と、その周りに広がる広大な庭園が「アランフェスの文化的景観」として世界遺産に登録されている。また、イチゴとアスパラガスの名産地としても知られている。

 アランフェス王宮は、王家の春と秋の別荘として16世紀にフェリぺ2世が建築を命じ、代々の王を経て、18世紀の後半カルロス3世の時代に南北の両翼が取り付けられ、現在の形に完成した。

 石と煉瓦で作られたこの王宮は典型的なスペイン建築で、内装は19世紀のまま保存されている。


 10時にならないと王宮の中に入れないので、先に庭園を見に行く。王宮の裏手には、タホ川に沿って王子の庭園や人口島に造られた島の庭園などが広がっている。あまり時間もないので、島の庭園の入口にあるアポロンの泉などを見てくる。

王宮裏の小庭園(King's Garden) 王宮の裏側にあるパルテッレ庭園
パルテッレ庭園より見た王宮 王宮裏側の水路、右手が島の庭園
王宮の側を流れるタホ川と水鳥 島の庭園の入口にあるアポロンの泉


 王宮の南翼の入口より入り、一旦中庭に出て正面階段より中に入る。アルハンブラ宮殿の「二姉妹の間」の複製であるアラブの間(喫煙の間)、部屋全体が極彩色の人物、動物、植物の磁器で覆われている磁器の間、ロココ調の家具やタペストリーのある王座の間、そして歴代王室の衣装が展示されている衣装博物館を見てまわる。さすがに王室が贅を尽くした宮殿である。(ここも内部は撮影禁止だ)

王宮正面階段(王宮中庭より)


 王宮の見学を終え、マドリッドの市内に戻る。

 高速道路沿いに咲いているアマポーラの花。  高速道路(A-4号線)をマドリッドへ向け走行中。間もなくM-40号線の分岐。


 マヨール広場の近くのレストランで、自由行動組と合流して昼食。これで全行程を終え、マドリッド・バラハス空港へ。

 マイヨール広場。 フェリペ3世が1619年に完成させた、4階建ての赤い壁の建物に四方を囲まれた風格のある広場。その後3回火災に遭い1953年に今の形となる。中央にフェリペ3世の騎馬像立つ。  プエルタ・デル・ソル(太陽の門)。 マドリッドを象徴する広場で、スペインの真ん中、0km地点である。プラド美術館にあるゴヤの大作「1808年5月2日」で有名な、対ナポレオン非武装蜂起の舞台となったところ。


 マドリッド・バラハス空港、定刻16:00発のJL-5322便にてアムステルダムへ。イベリア航空との共同運航のため、EU内の機内食(飲み物も)は有料なのだ。飲まず食わずの約2時間30分のフライトでアムステルダム・スキポール空港に着陸。ここで、定刻20:15発、東京行きJL421便に乗り継ぎ。


10日目(5/29 THU)   帰国

 満席の東京行きJL421便 B747は、約11時間30分のフライトで、ほゞ定刻の14:30、無事、成田空港に着陸。通関後、スーツケースを宅配便で送り、京成の特急と山手線を利用して、夕刻6時に無事我が家へ到着。お疲れさま!!


 今回の旅行は、天候に恵まれた旅だった(移動中の雨はあったが)。スペインは世界遺産の宝庫で(40ヶ所ある)、その内10箇所をめぐったタイトなスケジュールだったが、堪能できた。しかし、スペインはその他にも見所が多く、10日間では十分には見きれない。できることなら、またゆっくりと来てみたいものである。また、同行の方々とも和気藹々で、パエリア、コシード、生ハムなどのスペイン料理、そしてワインも美味しく、楽しい旅だった!! 
 同行の方々および添乗員の蓼沼さんには大変お世話になり、お陰で楽しい旅をすることができました。有難うございました。
 いつかまたどこかでお会いできるかもしれません。楽しみです・・・・・・。

                                                      おわり


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