第5日目(6/13 THU) リバプール〜ストラトフォード・アポン・エイボン
今日もまた曇天だ。8:30にバスでホテルを出発。海運都市リバプールからコッツウォルズ地方へ向かう。羊たちが草を食んでいる丘陵地の中を順調に走り、2:40ほどでリバプールのアルバート・ドック前に到着。
リバプールは、800年に及ぶ海運都市としての歴史をもち、18世紀の大英帝国時代を偲ばせる建造物が残り、歴史情緒あふれる街並みは、2004年に世界遺産に登録された。また、ビートルズ誕生の地であることや強豪サッカークラブを抱えていることでもよく知られている。
アルバート・ドックは、1846年開設のウォーターフロントエリアに、倉庫として作られた建物群を再開発し、現在は飲食施設、ショッピングモール、美術館などになっている。魅力的な複合観光スポットとして人気がある。
リバプール |
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アルバート・ドック |
アルバート・ドックに隣接するピア・ヘッドは、「スリー・グレイシズ」( 美を司る3女神)と呼ばれる ロイヤル・リヴァービル、リヴァプール港ビル、キュナード・ビルが存在している場所。この地域はリヴァプールの水辺の中心的位置にあって、19世紀から20世紀にかけての港の繁栄ぶりを伝えるものとなっている。
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スリー・グレイシズ(アルバート・ドックより) |
リバプール |
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リヴァプール港管理会社の本社として建てられた建物、リヴァプール港ビル |
税関があるキュナード・ビル |
イギリス最古の鉄筋コンクリートの建物 ロイヤル・リヴァービル |
アルバート・ドック内のショップや、ビートルズをテーマにした資料館で、ビートルズの結成からハンブルクやキャヴァーンクラブの時代など、解散までの足跡が年代順に展示されている、ビートルズ・ストーリーを入口だけ覗いて、次の見学地、リバプール大聖堂へ。
リバプール |
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ビートルズ・ストーリー |
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アルバート・ドックにあるビートルズ・ショップ“the fab 4 store” |
アルバート・ドックに隣接する、エコー・アリーナ広場にある観覧車。 |
リバプール大聖堂は、ホープストリートの南の丘の上に建つゴシック様式の聖堂で、1904年着工、1978年完に成した。国内で最も高いゴシック様式のアーチを持っている。この大聖堂は、長さ201メートル、タワーの高さ101メートル、天井の高さ53メー-トル、翼廊の長さ61メートルという、欧州最大のイギリス国教会の大聖堂である。
聖堂内には9700本以上のパイプを使用した国内最大のオルガン、国内で最も重量のあるベルと、いくつもの「イギリス一」がある。
リバプール大聖堂見学後は、ビートルズ発祥の地として有名なマシュー・ストリートへ。200m足らずの裏通りだが、ビートルズが無名時代に出演していたライブハウス「キャヴァーン・クラブ」やメンバーが通っていたパブ、ビートルズに関連したグッズを扱うショップなどが点在している。
リバプール |
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マシュー・ストリート |
ビートルズ・ショップ |
ジョン・レノンの像 |
キャヴァーン・クラブは、1957年1月16日にリバプールにオープンしたロッククラブ。ビートルズが1961年2月9日にこの場所で初めてこの場所でライブを行ったことで世界的に知られることとなったクラブで、現在も営業しており、店内を見学することもできる。
キャヴァーン・クラブを見た後、この近くのレストランで昼食。その後、かわいらしい村が点在する、コッツウォルズへ向かう。
リバプール |
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ハード・デイズ・ナイト・ホテル 2008年にマシュー・ストリートの近くに開業した、ビートルズのヒット曲名を冠したホテルで、ロビーや階段、部屋などにはビートルズのメンバーのポスターやグッズなどが飾られている。 |
タウンホール(市庁舎) 1754年に建設されたが、1795年火災により破壊し、1802年に再構築された、リヴァプールでも最も古い建築物の一つ。 |
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市庁舎に続くキャッスル・ストリートの街並み。 |
ダービー・スクエアにあるヴィクトリア・モニュメントとヴィクトリア女王の像。 |
コッツウォルズは、ロンドンの西、約120kmに広がる丘陵地帯の総称で、イギリスの昔ながらの田園風景が残っている。栄えた中世の街並そのままに、蜂蜜色の家並みが残る、静かな村の雰囲気を楽しむ沢山の観光客が訪れている。
リバプールよりバスでおよそ3時間、シェイクスピアの生まれた町、ストラトフォード・アポン・エイボンに到着。ストラトフォード・アポン・エイボンは、ウィリアム・シェークスピアの故郷で、エイボン河ほとりにあり、ウォリックシャー州の美しい田園風景の中に佇むイギリス国内でも有数の観光地である。
まずは、シェイクスピアの生家へ。生家に隣接するシェイクスピア・センターから入り、シェイクスピアの生涯や代表作のハイライトなどがスクリーンで紹介されるのを見て、生家の中に入っていく
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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シェイクスピア・センター |
シェイクスピア・センターの入り口 |
シェイクスピアの父親は皮手袋職人で、当時の居住部分は、2部屋だったとのこと。内部には、シェイクスピアが誕生した当時の生活の様子が実物とレプリカの両方を用いて再現されている。シェイクスピアが誕生したとされる部屋には立派な天蓋付のベッドが置かれ、彼の家がかなり裕福であったことがうかがえる。(内部は写真撮影不可のため、写真無しです)
シェイクスピアの生家 |
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ヘンリー・ストリートに面している生家。 |
ヘンリー・ストリートに面している玄関。 |
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庭側より見た生家 |
ウィリアム・シェイクスピアは、1564年4月23日にこの家で生まれたという。町の学校で文法や修辞学、論理学を学び、18歳でアン・ハサウェイと結婚、子をもうけた後、単身でロンドンに移住。1590年ごろから俳優や劇作家として名を高め、富と名誉を手にした。53年の生涯を閉じるまでに37編の劇と3編の詩集を作っている。
バラなどの花々が咲く生家の庭を通り抜け、ヘンリー・ストリートをエイボン河のほとりまで歩いて行く。
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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シェイクスピアの生家の庭 |
ヘンリー・ストリート |
エイボン河沿いの公園にはシェイクスピアの銅像が建ち、公園に面してロイヤル・シェイクスピア劇場が建っている。
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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エイボン川とホーリー・トリニティー教会。
13世紀の創建。シェークスピアが洗礼を受け、晩年まで通った美しい教会。 |
エイボン河に浮かぶ遊覧船(ナローボート)。狭い川に適した細長い船体をしている。 |
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ゆるやかに流れるエイボン河 |
ウイリアム・シェイクスピアの銅像 |
ロイヤル・シェイクスピア劇場は、1879年にシェークスピア記念劇場として設立され、ロイヤルシェークスピア劇団(RSC、Royal
Shakespeare Company)の本拠地として、同劇団のスワン(Swan)劇場とジ・アザー・プレイス(The
Other Place)とともに公演が行われている。ビビアン・リーやローレンス・オリビエも活躍した劇場で、32mのタワーには展望台もある。
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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ロイヤル・シェイクスピア劇場 |
劇場の前で、レッスンをしている劇団員。 |
ロイヤル・シェイクスピア劇場を見学し、スワン劇場の前を通って、シェイクスピアが引退後没するまで過ごした家ニュー・プレイスや、シェイクスピアが通ったといわれるグラマー・スクール (小学校)、木組みの大きな建物、シェイクスピア・ホテルなどを外から眺めながら、タウン・ホール(市庁舎)の近くのレストランで夕食をとる。ビーフシチューに似たホット・ポットという料理だ。これは美味しかった。
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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スワン劇場 |
ナッシュの家とニュー・プレイス。 |
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ギルド・チャペルとシェイクスピアが通ったといわれるグラマー・スクール (小学校)、キング・エドワードVI世校。(右側) |
タウン・ホール(市庁舎) |
ストラトフォード・アポン・エイボン |
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シェイクスピア・ホテル 木組みの大きな建物が印象的で、シェイクスピアという名前だけあって、各部屋は戯曲のタイトルにちなんだ名前が付けられているという。 |
夕食後は、チェルトナムの町はずれにあるホテルへ。
<6日目につづく>
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