2013.6.9〜18


 1日目 ロンドン〜エジンバラへ

 
・2日目 エジンバラ市内&セント・アンドリュース観光

 
・3日目 ハドリアヌスの城壁〜湖水地方へ

 
・4日目 終日湖水地方観光

 
・5日目 リバプール〜ストラトフォード・アポン・エイボン

 
・6日目 コッツウォルズ地方観光〜バース観光

 ・7日目 ストーンヘンジ〜ロンドン市内観光

 ・8日目 終日ロンドン観光

 ・9日目、10日目 ロンドン〜帰国

日目(6/14 FRI)   コッツウォルズ地方観光〜バース観光

 今日はコッツウォルズ地方のボートン・オン・ザ・ウォータ、ウィンチクームのスードリー城、そしてバースの観光だ。9:00にホテルを出発、およそ1時間でボートン・オン・ザ・ウォータに到着。

 ボートン・オン・ザ・ウォータは、コッツウォルズの中心に位置し、村の中心にウィンドラッシュ川が流れる、「リトル・ベニス」と呼ばれる水辺の風景の美しい村。17世紀ころに建てられたコッツウォルズ・ストーンの家々、川を泳ぐカモの姿などのんびりとした景色が楽しめる。

ボートン・オン・ザ・ウォータ
 コッツウォルズ・ストーンの石垣に沿った小道。  村の中心にあり、ボートン・オン・ザ・ウォータの村を見守ってきたホテル、ダイヤル・ハウス。17世紀に建てられたカントリー・ハウスを改装し、ホテルとして営業している。


 コッツウォルズ・ストーンの石垣に沿った小道を歩き、ウィンドラッシュ川畔にでる。村のシンボルになっている川に架かる石橋、川辺のカモを眺めながらのんびりと散策する。


ボートン・オン・ザ・ウォータ


 次いで、ウィンチームの街にあるスードリー城へ。ウィンチクームは、チェルトナムから東北へ8kmの丘の上にある小さな町。スードリー城があることでよく知られている。

スードリー城


 スードリー城は、美しい城と庭を持つ城で、建設は12世紀に遡るとされるが、現在みられる姿になったのは15世紀。この時はチューダー王朝が所有し、後に、スードリー卿に与えられ、彼と再婚したヘンリー8世の最後の王妃キャサリン・パーが住んでいた城であり、彼女が埋葬された礼拝堂もここにある。現在はブロックル・ハースト家が現在ここに居住している。

スードリー城
 15世紀に建てられたタイザ(Tithe)納屋跡。17世紀のピューリタン革命時、クロムウェル軍に破壊されたのだそうだ。
 Tithe(十分の一税)=教会維持のため教区民が農作物の1/10を納めたという。
 ヘンリー8世の最後の妃で、彼の没後スードリー卿トマス・シーモアと結婚したキャサリン・パー女王が眠る教会。


 城の周りには、手入れの行き届いたクイーンズ・ガーデン、ノット・ガーデン、シークレット・ガーデンなど8つの美しい庭園がある。

スードリー城 庭園
クイーンズ・ガーデン クイーンズ・ガーデンに咲くアリウム
シークレット・ガーデン カープ・ポンド(鯉池)


 スードリー城見学後、マナー・ハウスで昼食にアフタヌーン・ティーをいただくため、モートン・イン・マーシュへ。ここは、コッツウォルズの玄関口で、13世紀以来商業の街として発達してきた町で、毎週火曜日には、コッツウォルズ最大級の青空市場が開かれる。

モートン・イン・マーシュ
 タウンホール 毎週火曜日は、早朝からこのタウンホールを中心にマーケットが開かれる。

モートン・イン・マーシュ
 13世紀からの歴史を持つ町の教会、St David's Church。  メイン・ストリートのストー通りにある「マナー・ハウス・ホテル」  マナー・ハウス・ホテルで、アフタヌーン・ティーの昼食。


 アフタヌーン・ティーはイギリス発祥の喫茶習慣、食事に準ずる喫茶習慣でもある。紅茶のほかに、キュウリのサンドイッチなどの軽食や、スコーン、ケーキ類といった菓子が2〜3段重ねのティースタンド(トレイの一種)に載せられ供される。

 モートン・イン・マーシュからおよそ1時間半ほどで、温泉の街バースに着く。エイボン河のほとりに広がる美しい石畳の街バースは、ローマ時代に温泉の街として栄え、「風呂」の語源になったことでも有名な街である。
 18世紀には温泉の効能が認められたことから、上流階級の間で人気を集め華やかな社交が繰り広げられたところだ。

 バース・ストーンと呼ばれるこの地域特産のハチミツ色の石灰岩を用いた街並みが歴史と風格を漂わせている。18世紀のジョージ王朝様式の建造物が数多く残っていて、ユネスコの世界遺産にも登録されている。

バ ー ス
ギルドホール エイボン河畔の公園


 バース・アビー(寺院)を外から眺め、隣接するローマ浴場博物館(ローマン・バス)を見学する。

バース  バース・アビー(寺院)
 正面西側の壁面には、天使たちが梯子を上っている珍しい「天国への梯子」と呼ばれる彫刻が施されている。(右下写真)


 紀元前1世紀ころ、ローマ帝国がブリタニア遠征を行い、そのローマ人がここに温泉を発見し造った浴場跡が、現在、ローマ浴場博物館(ローマン・バース)として残されている。

 18世紀になってイギリス人達は、温泉が湧き出ているところに、サウナ、トルコ風の浴場など様々な様式の風呂を設け、一大社交場を作り上げた。その中でも最も大きなものが「グレート・バース」と呼ばれる25mプール並みの大浴場だ。今でも46度のお湯が1日110万6400リットル湧き出ているという。

バース  ローマ浴場博物館(ローマン・バース)

バース  ローマ浴場博物館(ローマン・バース)
ローマン・バスの全景  ローマン・バスの2階のテラスから見たバース・アビー(寺院)
再現されている神殿の破風  ローマ時代から残っている温水の排水設備。

バ ー ス
ローマン・バスからの出口が面しているストール通り。
 エイボン河に架かる石橋、バルトニー橋。橋の上に設けられた建物は商店だ。 エイボン河に浮かぶナロー・ボート


 ローマン・バスを見学した後は、ロイヤル・クレッセントへ。1767〜74年にジョン・ウッドによって貴族たちの住まいとして建てられた三日月(クレセント)のようにきれいな曲線を描いたテラスハウスで、バース産の石材を使った114本のイオニア式円柱の並ぶ豪壮な建築物だ。

バ ー ス
ロイヤル・クレッセント


 チェルトナムのホテルへ戻り、ホテルのレストランで夕食。



                                               <7日目につづく>

                           
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