2014.6.18〜27
第3日目(6/20 FRI) ボアズカレ遺跡観光〜カッパドキアへ
ヤズルカヤとは,「碑文のある岩場」という意味で、ここはヒッタイトの聖地で、岩場をそっくりそのまま利用した露天神殿で、堅い岩に細かく刻まれたレリーフから当時の祭儀の様子がわかる。神殿は大ギャラリーと小ギャラリーのふたつに分かれていて、それぞれ岩には沢山のレリーフが彫られている。
ヤズルカヤ遺跡を見学した後、ボアズカレの町とハットゥシャ遺跡が見渡せるレストランで昼食を摂り、ハットゥシャ遺跡へ。
ハットゥシャは、紀元前18世紀頃、古代ヒッタイト帝国時の首都であったところ。大神殿、ライオン門、スフィンクス門、王の門などが発掘されている。外周が6kmもある大きな遺跡で、世界遺産に登録されている。 広いので主だったところをバスで巡ってくる。入口を入ってすぐ右側に大神殿跡がある。発掘中なので土台しか見られないが、広大な聖域を複雑な構造の建物が埋めていたようだ。主神である嵐の神と太陽の女神が一番奥に並べて造られ、ほかに200を超す部屋があったという。
バスでライオン門まで移動。ライオン門は丘の上に立っている一対の門。外側に堂々とした2体のライオン像がある。ライオンの彫刻には魔よけの意味も込められているといわれる。玄武岩で作られたこの門は、町の入り口となる6ヶ所の門のひとつである。
次いでまたバスで、南側の最も標高の高い所にあるスフインクス門へ。まず門の直下にある地下道を通って城塞の外へ出てみる。この石組の地下道は、長さは71mあり、戦士を繰り出すためのものだったという。 地下道を出たところからスフインクス門へは石段を上って行くのだが、この部分は人工的に築かれた城塞で、石灰岩ブロックをピラミッド断面状に高さ20mも積み上げたもので、全長は250mもある。
もう一つ先の王の門までまたバスで移動、この門にはとんがり帽子をかぶった人物が彫刻されており、当初はこの人物がヒッタイト王とみなされたことからこの名前がついた。しかし、後にこれは王ではなく、戦士であることが分かった。
ハットゥシャ遺跡を見学した後、先程昼食を摂ったレストランでトイレ休憩をして、一路次の目的地カッパドキアへ向かう。途中一度休憩して4時過ぎにカッパドキアのギョレメという町の洞窟ホテルに到着。チェックインの跡一休みしてから、夕日の鑑賞ポイントであるローズバレーに行くことに。
カッパドキアは、標高1000メートルを超えるアナトリア高原中央部に、100ku近くにわたって岩石地帯が広がる台地。キノコや煙突のような形の奇岩が林立し、巨岩がそびえる景観はまさに自然の驚異である。 このような地層は数億年前に起きたエルジェス山の噴火によって造られたもので、火山灰と溶岩が数百mずつ積み重なった末、凝灰岩や溶岩層になった。その後も岩部は風雨に打たれて浸食がすすみ、今では固い部分だけが残されて不思議な形の岩となったのである。トルコが誇る世界遺産のひとつである。 ローズバレーは、カッパドキアの中でも最も美しい峡谷のひとつで、紅色の岩の色からこの名前がついた。ローズバレー内にもいくつかの教会があり、7世紀頃の彫刻や11世紀のフレスコ画も見ることができる。また、カッパドキアでも有数の夕日の絶景ポイントでもある。
素晴らしいサンセットを眺めた後は、アヴァノスという町のレストランで「民族舞踊とベリーダンス」のディナーショーを楽しむ。
ディナーショーを楽しみ、10時半頃ホテルに戻る。 <4日目につづく> 旅日記 TOPへ |