第5日目(6/25 MON) アヴィニョン市内観光〜パリ
今日もまた晴天だ。パン屋さんかカフェで朝食をというので、7:30にホテルを出たのだが、早すぎたかあまりお店も開いてなく、時計台広場まで行き、そこのカフェで朝食をとる。
今日は、3時頃までアヴィニョンの市内を観光して、その後パリまで行く予定なので、一旦ホテルに戻り、チェックアウトして、スーツケースなどを預けて市内観光に出掛ける。
アヴィニョンは、1309年、ローマから法王庁が移転してきて、一時は「第2のローマ」と呼ばれるほど繁栄した街。1377年、教皇はローマに戻ったが、現在も法王庁威容はそのままである。周囲が14世紀に建造された、全長4・3kmの城壁に囲まれ、街並みも中世の面影を残し、世界遺産にも登録されている。
街のメインの入口レピュブリック門から「レピュブリック通り」(市庁舎と劇場のある時計台広場まで続いているメインストリート)に入り、右手に、サン・マルティアル寺院などを眺めながら時計台広場まで歩いていく。広場に面した市庁舎の奥の屋根に時計台があり、広場の名前の由来になっている。
アヴィニョン |
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旧市街を囲む全長4・3kmの城壁 |
時計台広場 |
18世紀に建てられた市庁舎、外観が豪華絢爛な、バロック・フランボワイヤン様式のサン・ピエール教会を見て、法王庁宮殿へ。
アヴィニョン |
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時計台広場に面した市庁舎。その奥の屋根ある時計台は、14世紀に作られたもので、今でも機械仕掛けの人形が時を知らせている。 |
サン・ピエール教会、内部には15、16世紀の宗教画がずらりと並んでいる。 |
法王庁宮殿は、14世紀に7人の教皇が住んだ、世界最大級のゴシック様式建築の宮殿で、延べ面積15,000u、外壁は50mの高さがある。建物はベネディクト12世時代に建てられた簡素な旧宮殿と、クレメンス6世時代の豪華な新宮殿に分かれている。
アヴィニョン 法王庁宮殿 |
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旧宮殿とノートル・ダム・デ・ドン大聖堂(左) |
旧宮殿(左部分)と新宮殿(右部分) |
正面入口のシャンポー門から新宮殿の内部へ入り、新宮殿の中庭に。中庭には、毎年7月に行われる街のフェスティヴァルの桟敷席がいっぱいに組まれ、その足場の間を抜け旧宮殿に向かう。
アヴィニョン 法王庁宮殿 |
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正面入口のシャンポー門 |
新宮殿にある見学入口 |
旧宮殿に入り、聖ヨハネ礼拝堂を通って、旧宮殿の中庭を見、東翼の2回へ上がり、入った途端、わあ! と声が上がる程広い、昔の大食堂があった祝宴大広間(グラン・ティネル)に入る。
アヴィニョン 法王庁宮殿 |
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旧宮殿の内庭、右に見えるのが鐘楼で、左側が小鐘楼。 |
グラン・ティネル(祝宴大広間)、昔の大食堂があった場所。この天井は1970年に復元されたもので、長さ48mx幅10.25m。 |
大広間を抜け、クレマンティーヌ礼拝堂、教皇侍従長旧居室、そして、旧宮殿と新宮殿の境にある、鹿の間の鹿狩りや鷹狩、花や果実をつけた木々などが描かれた素晴らしいフレスコ画を鑑賞し、大聴聞室を通り、出口へとなる。(フレスコ画のある部屋は撮影禁止になっているので、写真がない)
アヴィニョン 法王庁宮殿 |
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旧宮殿の東翼1階にある枢機卿会議の間 |
クレマンティーヌ礼拝堂(大礼拝堂) |
宮殿を見学した後は、宮殿の裏にある、ドン岸壁の上に広がる美しいイギリス庭園のロシェ・デ・ドン公園へ。このテラスからはローヌ川は勿論、サン・ベネゼ橋やアルビーユ山脈など雄大なプロヴァンスの風景を一望することができる。
アヴィニョン ロシェ・デ・ドン公園 |
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法王庁の裏にあるドン岸壁の上に広がる美しいイギリス庭園。 |
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テラスからみたサン・ベネゼ橋 |
テラスから見たローヌ川 |
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ローヌ川対岸の新市街にある、聖アンドレ要塞 |
法王庁宮殿の裏側からの外観 |
法王庁宮殿を観たあとは、サン・ベネゼ橋へ。ローヌ川に架かる石造アーチ橋で、1188年に建造された当時は長さ900m、22個の アーチを持つ世界一の橋だったが、17世紀の洪水で崩壊し、現在は4本の橋桁と橋の上にあるサンニコラ礼拝堂のみが残っているだけである。
法王庁宮殿前の広場(パレ広場)から標識に従って路地を行き、城壁の外側に出て、橋の袂にある入口より入る。橋門をくぐり進むと、川の中ほどで行き止まりとなる。観光客はここで下を覗き込んだり記念写真を撮ったりしている。
サン・ベネゼ橋を渡って?きたあと、時計台広場に戻り、近くのレストランで昼食をとる。食後、クリオン広場からジョセフ・ベルネ通りを歩いて、18世紀のヴィルヌーブ・マルティニャン邸を改装したカルヴェ美術館を横目で観ながらホテルへ戻る。
アヴィニョン 旧市街 |
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時計台広場の裏側の街並み |
クリオン広場、正面が「フュナンブル劇場」、左の建物は「ホテル・ドゥーロップ」。 |
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18世紀のヴィルヌーブ・マルティニャン邸を改装したカルヴェ美術館 |
街のメインの入口「レピュブリック門」。正面はSNCFアヴィニョン駅。 |
預けていたスーツケースを受け出し、レピュブリック門前より、バスでアヴィニョンTGV駅まで行く。TGVのアヴィニョン駅は旧市街からチョッと離れた何もないところにあるのだ。アヴィニョンTGV駅16:08発TGV−6122にて、パリ・リヨン駅へ。およそ3時間乗るので、早割りチケットを買えたこともあり、1等車にした。
アヴィニョンTGV駅 |
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街中よりちょっと離れているところにあるTGV駅。 |
駅構内、乗場(ホーム)は2階にある。 |
車窓に広がる田園風景や、プロヴァンスの最高峰、ヴァントゥー山を眺めながら快適で快調に走り、予定通り、18:56パリ・リヨン駅に到着。
SNCF(フランス国鉄) TGV |
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アヴィニョンTGV駅 ホーム。 |
TGVの列車、これに乗ってパリ・リヨン駅まで行く。(2時間48分) |
プロヴァンスの最高峰、ヴァントゥー山(車窓より) |
パリ・リヨン駅は、パリ市中心部から南東に寄ったセーヌ川右岸の12区にあり、パリから南東方面への列車のターミナルである。駅からはタクシーで、パリの中心である1区シャトレのホテルへ行き、チェックイン。
パリ・リヨン駅 |
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パリから南東方面への列車のターミナル。駅舎は、ルイ・アルマン広場に面し、正面に向かって右手には高さ67m、時計の直径6.4mの時計台がある。 |
一休みしたあと、夕食をとるため街に出る。リヴォリ通りに出て、サン・ジェルマン・ロクセロワ教会の前をルーヴル美術館の横から中庭に入り、ガラスのピラミッドを見たりする。そして、オペラ大通りをオペラ座に向って歩き、地下鉄のピラミッド駅を過ぎた少し先にある韓国料理のレストランで食事をする。
サン・ジェルマン・ロクセロワ教会と鐘楼 |
ルーブル美術館 ガラスのピラミッド |
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12世紀ごろの建物で、ルーヴル美術館の東側、1区区役所と並ぶように建っている。 |
中国系アメリカ人建築家、イオ・ミン・ペイ設計により、1989年に中庭に造られた。 |
食後、オペラ座を眺めて、ラ・ペ通り(平和通り)を歩き、1720年にルイ14世の騎馬像を置くために造られたというヴァンドーム広場を通って、チュイルリー公園に出る。公園には、遊園施設が臨時に設置されていて、その中を通ってルーブル美術館に戻り、ライトアップされたガラスのピラミッドや、カルーゼル凱旋門を見てホテルに戻る。
<5日目につづく>
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