第6日目(6/26 TUE) モン・サン・ミッシェル観光
今日はモン・サン・ミッシェルへ行くのだが、帰りは明日になるので、一旦ホテルをチェックアウトし、明日からまた泊ることになるので、スーツケースを預けて出掛ける。
曇り空で、いくらかパラパラとする中、8:30にホテルを出て、地下鉄で、モンパルナス駅まで行き、ここから、TGVでレンヌまで行くのだ。
モンパルナス駅 |
モンパルナス・タワー |
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パリにあるフランス国鉄(SNCF)の鉄道駅の一つで、主にフランス西部、南西部方面行の列車の始発駅である。 |
駅前に、1972年に完成した59階建て、209mの超高層ビル。 |
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モンパルナス駅の構内 |
切符の自動発売機が並んでいる。 |
モンパルナス駅の構内にあるカフェで軽く朝食をとり、10:09発のTGV−8083に乗る。およそ2時間の列車の旅で、12:18レンヌに到着。
レンヌは、フランスの西部に位置するブルターニュ地方の中心都市で、人口のおよそ4分の1が学生という大学都市、近郊に多くの有名メーカーの工場を構える工業都市のふたつの側面をもっている。古くからモン・サン・ミシェル観光の起点となる街となっている。ここからバスで、およそ1時間20分である。
レンヌ駅と駅前広場より続く街並み |
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ブルターニュ地域圏レンヌにある主要鉄道駅で、開業は1857年。1992年には建築家T・ル・ベールによるTGV乗り入れに備えた駅施設の改装が完成した。 |
バスを降りると、天へ伸びる尖塔を中心に、要塞化された褐色の建物軍が聳え建つ巡礼島、モン・サン・ミシェルの奇観が目の前の迫っている。
モン・サン・ミシェル |
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モン・サン・ミシェルは、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院で、708年、大天使ミカエルのお告げにより建設。11〜13世紀に掛けて行われた増改築により、現在の姿となり、多くの巡礼者が訪れるようになった。
しかし、14世紀、イギリスとの間に起こった百年戦争により、国境近くの修道院は閉鎖された。そして、修道院として復活したのは20世紀に入ってからである。
モン・サン・ミシェル |
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島内に入る手前、向って右側、見張り塔の中で入口に一番近い塔。 |
島の入口である「ラ・ヴァンセ門」 |
島の入口であるラ・ヴァンセ門をくぐり、大通り門をくぐると、王の門の手前左側に、1888年に創業、疲れ果てた巡礼者たちの身体を癒すためにプラール夫人が考案したオムレツが名物のレストラン「ラ・メール・プラール」がある。良く泡立てて焼かれたフワフワのオムレツ、25ユーロとチョッと高いが、食べてみることに。口の中でふんわりと溶ける感じで美味しかった。
モン・サン・ミシェル |
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入口から2番目にある大通り門。15世紀に警備を強化するために造られた。 |
王の門の手前左側にある、オムレツ発祥の店として有名なラ・メール・プラール。 |
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お店に入ったところで、オムレツを焼いている。独特の方法で卵を泡立て、たっぷりのバターで焼き上げるのである。 |
食事を終えた頃には晴れてきた。一旦、本土側のホテルにチェックインすることにして、予約したホテルに行くと、何とツアー客とのダブル・ブッキングで泊れないとのこと。ホテルから、島内のホテル「ラ・メール・プラール」を紹介され、夕食をサービスするとのこと。こういった事はよくあることだそうで、ま〜しょうがないか・・・。
再び、シャトルバスで島に戻り、昼食にオムレツを食べた「ラ・メール・プラール」にチェックインし、修道院へ行くことにする。
モン・サン・ミシェル |
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堀があり、小さな羽根橋と落とし格子門が物々しい王の門。 |
修道院への参道、グランド・リュ。巡礼者たちに宿や食事、巡礼の証を提供した店が軒を連ねたのが始まり。島のメインストリートである。 |
堀があり、小さな羽根橋と落とし格子門が物々しい王の門をくぐると、ここから先は島のメインストリートである賑やかな参道、グランド・リュが続く。みやげ物屋を覗きながら歩いていくと左側に、洞窟内にある珍しい教会、サン・ピエール教会がある。内部には銀製の大天使ミカエル像や、美しいステンドグラスもある。
モン・サン・ミシェル サン・ピエール教会 |
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岩山を掘る形で、11世紀から建設が始まり、17世紀に完成した。教会の入口横には、ジャンヌ・ダルクの像が立っている。 |
更に進んでいくと、島の頂上に建つ修道院に突き当たる。階段を登り、入口の哨兵の門をくぐり、90段の大階段を上ると展望台にもなっている西のテラスへ。海抜80mの高さがありワイドな眺望が楽しめる。
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